出産ジャーナリスト。産む人と医療者をつなぐネットワーク「REBORN」代表。著書に『安全なお産、安心…
ガイド記事を元に、「離乳食」ガイドの川口由美子さんやみなさんとで、離乳食について語り合える場所です。
出産年齢
更新日:2005年08月15日
「もう少しふたりでいたい」と思っているううちに、もし、妊娠できる限界が来てしまったら?!それは避けたいですね。気にしたい境界線は、実は30代前半です。
高齢出産でも神経質になることはありませんが、若い人に比べれば次のようなリスクがあります。
20代での流産率は1割くらいですが、40代では2割くらいに。これは「妊娠しにくい」のと同じ理由で、卵子が老化し、育たないものを含む率が高くなっているからです(子宮が弱っているということではありません)。
20代では発生率は1000人中ひとり以下ですが、35歳では3人くらいになり、40代では10人くらいになります。若い妊娠ではあまり考えませんが、子どもの障害についてじっくり考えることは、高齢出産する人の「宿題」ともいえます。
妊娠中毒症が重くなる人、糖尿病などの持病がある人、そして不妊治療後に多い「大事を取っての帝王切開」などで、帝王切開率はどうしても高くなってしまいます。
高齢出産って大変そう、と思った方がいるかもしれませんが、お産はもともと人生の大仕事です。20代でも、たくさんの人が困難な妊娠・出産にチャレンジしているのを思い出してください。流産も、帝王切開も、実は、若い人でも10人に1人以上が経験します。
卵子の老化の問題は大きいのですが、ひとたび安定期まで入った妊娠なら、現代の高齢出産はかなり安全性の高いものになっています。勇気を出して、でもロボットではない自分の体のことも知って、いい高齢出産をしてください。
年齢別不妊症発生率ののグラフは、下記より作成しました。
「EBMから見た不妊治療の実際 11.高齢不妊患者の治療方針 前川正彦、苛原稔」(「産婦人科治療」88巻5号)表1 加齢にともなう体外受精による妊娠率の推移(TietzeG.et al,1957 より一部改変)
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