妊娠の基礎知識/妊娠の基礎知識アーカイブ

産後うつ病について相談できる所(2ページ目)

産後うつ病は10人の1人と高率に起こる病気ですが、「私もそうかもしれない」と思ったとき、どこに相談すればいいでしょうか。うつになった心をサポートしてくれる所をご紹介します。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

産科と精神科が協力関係にある「専門外来」


三重大学、九州大学では、産科医と精神科医が協力関係を結んで専門外来を開いています。こういう協力体制が広がれば、全国に10万人以上いると思われる産後うつ病の人はスムーズによい治療が受けられることでしょう。

三重大学の病院では、1988年から、産前教育(母親学級)にも産後のメンタルヘルスが取り入れられているそうです。妊娠中から適切な知識があれば、かりに病気になっても自分の状態が的確に把握でき、どうしたらいいかがわかるでしょう。

「こころの相談センター」でも相談できる


全国の人に身近で、三重大学の岡野先生も利用をすすめているのは、各都道府県および政令指定都市にある「こころの健康センター(正式には、「精神保健福祉センター」)です。無料の電話相談もおこなわれています。

例えば、東京の港区・新宿区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・練馬区の方は、都立中部総合精神保健福祉センターが相談電話を受けてくれます。

その他の地域の方は、このサイトのトップページから「全国の精神保健福祉センター一覧」へ飛んでみてください。全国のセンターのサイトがリンクされていますので、お住まいの地域を探してみましょう。

>>次は精神科に抵抗がある人は どうすればよいかご紹介します>>
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます