産科と精神科が協力関係にある「専門外来」
三重大学、九州大学では、産科医と精神科医が協力関係を結んで専門外来を開いています。こういう協力体制が広がれば、全国に10万人以上いると思われる産後うつ病の人はスムーズによい治療が受けられることでしょう。
三重大学の病院では、1988年から、産前教育(母親学級)にも産後のメンタルヘルスが取り入れられているそうです。妊娠中から適切な知識があれば、かりに病気になっても自分の状態が的確に把握でき、どうしたらいいかがわかるでしょう。
「こころの相談センター」でも相談できる
全国の人に身近で、三重大学の岡野先生も利用をすすめているのは、各都道府県および政令指定都市にある「こころの健康センター(正式には、「精神保健福祉センター」)です。無料の電話相談もおこなわれています。
例えば、東京の港区・新宿区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・練馬区の方は、都立中部総合精神保健福祉センターが相談電話を受けてくれます。
その他の地域の方は、このサイトのトップページから「全国の精神保健福祉センター一覧」へ飛んでみてください。全国のセンターのサイトがリンクされていますので、お住まいの地域を探してみましょう。