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脳にも影響を与える歯を大切に(4ページ目)

歯と脳には密接な関係があり、噛み合わせるたびに脳に刺激が伝えられているといいます。そこで、歯を大切に守るため、虫歯予防デーに先駆けて歯について詳しく勉強しましょう。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

フッ素塗布・キシリトールガム・虫歯の進行止め


Q10.フッ素塗布について教えてください。

虫歯予防のために歯科医院や保健センターなどの医療機関で行われていますが、各家庭で簡単にできるジェルやスプレー、液体タイプのものもあります。

フッ素は自然界にあるもので、特別な薬ではありません。フッ素は歯質を強くする働きと虫歯菌の活動を抑える働きがあります。乳歯も永久歯も生えてきたところの歯は軟らかいので、フッ素塗布は有効な虫歯予防になります。ただし、フッ素を塗ったからといって、虫歯にならないわけではないので、正しい歯みがきや甘い食べ物を控えることが大切です。

生えてきたところの歯は軟らかいとは・・・歯は唾液のカルシウムやリンで徐々に硬くなってくる


Q11.キシリトールガムについて教えてください。

虫歯というのは、ショ糖を栄養分として細菌の中に取り込んで、酸を発生させ、酸が歯をとかすことを言いますが、細菌がキシリトールを取り込むと、うまく代謝できないため、酸が作りにくくなります。また、細菌の数が減ったり、種類が変わったりして、虫歯を作りにくくするものです。

味がなくなってからも成分は残っているので、30分は噛むようにしてください。ガムを噛むことにより唾液の分泌が盛んになりそれだけでもむし歯の予防効果があります。また、購入する際は、キシリトールの成分量を比較し、多いものを選ぶようにしてください。


Q12.むし歯の進行止めについて教えてください。

フッ化ジアミン鉄(サホライド)というフッ素含有の薬で、虫歯の箇所に塗ると黒くなり、むし歯の進行を遅らせようとするものです。幼すぎて治療に適さない子どもや恐怖心を抱いて治療させない子どもの虫歯抑制には非常に有効です。
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