早期教育・幼児教育/子供のおけいこ・習い事

知ってる?「スズキ・メソード」(2ページ目)

広く世界38ヶ国に普及し、海外で高い評価を受ける「スズキ・メソード」の基本となった「母国語教育法」とは?・・・“総ての能力は生まれつきではなく環境によって伸びるものである”

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

「スズキ・メソードのレッスン方法は?」

「まず、お手本の演奏を繰り返し聴くことにより、耳を育て、音楽的に優れた演奏を身に着けること(すなわち、自分が演奏する上での“スタンダード”として感じるようになること)を重視しています。

また、弾けるようになった曲はすべて暗譜し、何度も繰り返し練習することで、単に楽譜どおりに弾く、というレベルから、音楽的に表現する、という段階まで高めていくことが求められています。

だからスズキ・メソードの子供達は、過去に学んだ曲をいつでもどこでも演奏することができるのです。」

「さらに、教育課程の特徴として卒業制度を設け、前期初等科から研究科まで数段階の課程をレッスンします。

それは、レッスンを受ける子どもに、初めから明確な目標を与え、その目標に向かって子どもが一生懸命に学び、一つの目標を超えた喜びと自信を持ってもらうためです。こうして一つ 一つの目標を達成したとき、子どもは音楽だけでなく、すべてに広く高い能力を身につけることができるのです。」

「スズキ・メソードの演奏方法は?」

「数人から数千人まで、大勢での演奏が印象的だと言われます。これが可能な理由として、子ども達がお手本となるCDを聴いているので、共通イメージのもとでイメージトレーニングができていること、また基本は個人レッスンですが、頻繁にグループレッスンやコンサートがあるので、大人数で演奏することに慣れていること、があげられます。

ピアノでも2人~3人、時には10人で一斉演奏を行います。お互いの音を聴きあいながら合わせて演奏をするという斉奏は、暗譜ができていて、表現まで気を配る余裕があって、初めてできることと言えます。」

「また、どの楽器を習っても、アンサンブルに参加する機会が多いことがスズキ・メソードのよさともいえます。アンサンブルが好きでレッスンが続けられる、という生徒はとても多いのです。」


スズキ・メソード音楽教室では、全国各地で生徒や卒業生によるさまざまなコンサートが開催されていますが、今回、ご紹介するコンサートは、ピアノ科の定番行事である「スズキデー記念ピアノコンサート」です。

次のページでは、ピアノコンサートの内容とプレゼントの申し込み方法をご紹介!!
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