夜間取引とは
株式市場が通常取引できる時間は9:00~15:00。昼間に仕事をしている人などはリアルタイムで売買したくてもできない人が大半だと思います。当日売買出来ない方は、従来、夜とかに翌日の注文を証券会社に入れていたと思います。この場合は注文はあくまでも翌日の朝であって、約定も次の日に持ち越されます。
夜間取引の場合はその日の夜に注文が出来、約定できる取引です。仕組みは証券取引所を使わずに各証券会社が独自に作り出したPTS「私設売買システム」を利用します。つまり東京証券取引所ではなく独自のシステムで注文を出すから取引所が閉まっている夜間でも取引が出来るのです。現在、夜間取引にPTSのシステムを導入しているのは大和証券とマネックス証券、SBIジャパンネクスト証券の3社です。楽天証券など他社も行っていますが、SBIジャパンネクスト証券がそのシステムを提供していますのでこの三社が大元です。ただしこの3社で売買の方法が異なりますので以下違いについて見ていきます。
大和証券の夜間取引
まず大和の夜間取引「ダイワPTS」についてみてみます。この取引は大和証券が顧客の注文を成立させるために常に売りと買いの気配を提示し、この気配提示価格を注文価格として成立させるマーケットメイク方式を採用しています。マーケットメイカーが価格を提示することにより常に投資家は売買を成立させることが可能になる流動性の高い便利なシステムと言えます。現在の取扱は約1800銘柄あり、代表的な株なら売買できます。取引時間は18:00~翌2:00となっています。また値幅制限は上下20%程度の範囲で定めています。
マネックス証券の夜間取引
マネックス証券の夜間取引(マネックスナイター)は当日の取引所終値を基準値として一本値で取引させることに最大の特徴があります。取引時間は17:30~23:59で、約4000銘柄を取り扱っています。これは取引所で売買できるほとんどの銘柄をカバーしていることになります。
SBIジャパンネクスト証券の夜間取引
夜間取引の中で最近注目されているのがSBIジャパンネクスト証券の夜間取引「ジャパンネクストPTS」です。SBIグループの夜間取引専門会社です。「顧客指値対当方式」で売買を行います。取引所の終値を基準にして指値のみで売買を行うため(制限値幅、価格や時間が優先される原則も取引所と一緒)取引所のようなリアルな値段での取引が可能となります。取扱時間は19:00~23.59まで約3700の銘柄が取引されています。このシステムにはSBI証券や楽天証券など14社(2011年1月末時点)が参加しているのでその証券会社に口座を持っていれば簡単に夜間取引口座を作ることができます。
では投資家にとってどれが使いやすいシステムなんでしょうか?