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バッティングの魔力 ハゲタカの餌食の世界

時のくすみを受けず、時代を超えて遊び継がれる偉大なるスタンダードゲーム。今回は発売から20年、神様アレックス・ランドルフが僕らに残してくれた「ハゲタカの餌食」の魅力を徹底解剖します。

執筆者:双六屋 カゲゾウ

20年間ボードゲームファンに支持され続ける傑作

世におもしろいゲームは数あれど、10年、20年と遊び継がれるゲームはまれです。

ハゲタカの餌食
子供でもわかるルールの簡単さと大人でものめり込んでしまうおもしろさを兼ね備えたボードゲーム界の金字塔。

タイトル:ハゲタカの餌食
原題:Hol's der Geier
メーカー:Ravensburger
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:20分位



今回の「偉大なるクラシックゲームズ」は、88年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネートタイトルであり、発売から20年を迎え、もはや新古典といっていい傑作中の傑作カードゲーム、『ハゲタカの餌食』(以下「ハゲタカ」と略)です。


あのテーブル、またハゲタカやってやがんな

ハゲタカの餌食
ゲームはおそろしくシンプルだが、シングルモルトのようにプレイヤーを心地よく魅了する力強いゲーム
「ビギナーでもルールが即理解できて、かつ、すぐに盛り上るゲーム」のことを双六屋は「揮発性の高いゲーム」と呼んでいます。

そしてハゲタカは数あるカードゲームの中でも、桁外れの揮発性と、場を一瞬にして熱くしてしまう爆発力をもっています。

双六屋はゲームイベントをどきどき主催しますが、会場で「やけに沸いているテーブルがあるなぁ」とのぞいてみると、大抵このハゲタカが遊ばれています。

誰もが熱くなるハゲタカの訳とは→
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