カーラーの経験値 VS ゲームガイドの意地
長野五輪のころは、ショートカットでボーイッシュなイメージだった大澤さんですが、現在は髪をロングにされ、素敵な女性に変身。しかしそれと勝負は別問題。ましてや相手はナショナルクラスのプレイヤー。気が抜けるわけがありません。今回、双六屋が持参したのはこんなボードゲームです。
システムはおはじきだが、真剣勝負をすれば氷を溶かすほど熱くなるゲーム! |
タイトル:カーリングゲーム
メーカー:メスピ社
プレイ人数:2人or4人
プレイ時間:30分位
本物の競技と比べ、ボードゲーム用にルールが簡略化されています。(ストーンの数が少ない、攻守の交代や得点方法が実際と異なるなど)しかし、一方で実際の競技に通じるものも多くあります(ストーンのポジショニングや作戦など)
ワールドクラスのカーラー(カーリングのプレイヤー)である大澤さんには、氷上とまるで違う盤上というハンデキャップがありますが、豊富な経験に裏打ちされた作戦立案のアドバンテージがあります。
一方、双六屋には、ボードゲームプレイヤーとして培った駆け引き(つうか口八丁手八丁のブラフ)が武器! ここからはスポーツ、ゲームのプレイヤーとしての戦いです。いざ尋常に勝負!
おはじき技術の熱い戦い!
まずは大澤さんに練習をしていただきました。数々の大舞台で戦ってきた経験は、ここでも生かされるか!? |
「うーん、狙ったところにいかない!」と大澤選手。確かに、氷上のストーンと盤上のストーン(木製のディスク)では、ドロー(的を狙うこと)の方法は大きくことなります。
「カーリング(CURLING)」の名の由来は、「曲がる(CURL)」から来ています。ストーンは投げるときに回転をあたえることで、その軌跡が微妙にカーブします。しかしおはじき版ではそれはカールさせることができません。やはりこのハンディはきついか!?
「だあ! 狙いが逸れる!」それは双六屋も同じ。狙うポイントやラインは見えているのですが、そこはおはじき。爪弾き時、爪とストーンのインパクトポイントが微妙にずれるだけで、目標地点から逸れてしまいます。
カーリング対決と銘打ちましたが、本質的にはおはじき対決。こうなると、子供のころにどれだけおはじきで遊んだかの経験がゲームの行方を左右します。
カーリング対決はいよいよ佳境に⇒