解決その4.Bluetooth対応プリンターを導入
Bluetooth通信機能を内蔵しているノートPCのユーザーであれば、Bluetoothに対応するプリンターを導入するのも手だ。一度設定してしまえば、ローカルプリンターやネットワークプリンターと同様に全く意識せずに使えるようになる。
ちなみに筆者の場合、エプソンのプリンター専用機「PM-D800」(2005年10月発売)を以前から使用している。この企画の下調べで遅ればせながらBluetooth対応プリンターがあることを知り、調べてみたところPM-D800もオプションでBluetoothに対応していることが分かった。
Bluetooth対応にはオプション品のBluetoothユニット(USBドングル)の「PMDBU3」(オープン価格:実売3980円程度)が必要とのことだったが、筆者が持っている市販のBluetooth USBアダプターを挿してみたところ、何の問題もなく稼働した。市販のBluetoothアダプターなら2000円程度で購入できるので、動作保証外ながら自己責任で導入してみるのも手だ。
筆者が利用しているエプソンのプリンター専用機「PM-D800」(2005年10月発売)。オプションでBluetooth印刷も可能(対応プロファイルはBIP、HCRP、OPP、BPP) | こちらは筆者が利用しているプラネックスのBluetoothアダプター「BT-MicroEDR2」(実売2480円程度)。PM-D800に接続したら、あっさりとつながって印刷できるようになった |
以前のモデルから対応を進めているエプソンがBluetoothを利用するならお薦め。また、ネットワーク対応にはあまり乗り気でないようにも思われるキヤノンだが、Bluetoothには複数のモデルがオプション対応している。
そのほか、写真専用のコンパクトプリンターこそBluetoothを活用したいモデルと言えるかもしれない。LAN対応モデルは皆無で、IrDAやIrSimple対応モデルがちらほらとある程度だが、Bluetooth対応モデルは充実している。すべてオプション対応だが、Bluetooth対応ノートPCや携帯電話をお持ちの人なら、結構便利に使えることだろう。
キヤノンのフォトプリンター「PIXUS mini360」(2007年10月発売、実売1万9980円程度)。IrDAのほか、オプションでBluetoothに対応する | 日本HPのフォトプリンター「HP Photosmart A628」(2007年8月発売、実売2万4800円程度)。オプションでBluetoothに対応する |