●WMA、MP3など汎用性の高い録音形式がオススメ
ビジネスでICレコーダーを利用する場合、データの“可搬性”も重要な要素だ。つまり、どれだけ汎用性の高いデータ形式を利用しているかということ。専用形式で記録するモデルの場合、音声を再生するプレーヤーも専用ソフトになってしまう。
例えば筆者が利用している東芝のICレコーダー「IC-SD1」の場合、付属の「TOSHIBA Voice Manager」というソフトを使わなければ音声を再生できない。音声タイトルの管理だけでなく、巻き戻し・早送りの秒数設定やキーアサインの変更などもできるため便利なのだが、ほかの人に音声データを渡す場合にはWAVファイルやMP3ファイルへの変換が必要になってしまう。筆者もこうした変換が必要になる場合は多くないのでそれほど不便には感じていないが、MP3形式で記録する場合はそういった面倒が一切ないのがいい。
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筆者が使う東芝のICレコーダー「IC-SD1」(左)と、付属する再生ソフト「TOSHIBA Voice Manager」(右)。専用ソフトが必要なのは面倒だが、キーボードだけで巻き戻しや一時停止などの操作ができるようにキーアサインを変更できるので便利 |
次回はこうした点をふまえて、ICレコーダーのオススメモデルを紹介していこう。
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