では、実際にシニア世代はどのように旅行を楽しんでいるのでしょうか。シニアがシニアにおすすめする旅行先はどこ? All Aboutが実施したアンケート調査から、シニアの旅のエピソードをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(69歳)
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:大阪府
現在の現預金:2000万円、リスク資産:5000万円
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万円老齢厚生年金(厚生年金):16万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:なし
配偶者の年金や収入:年金6万円
ひと月の支出:25万円
「行ってよかったシニアの旅先は津市~伊勢志摩地方」
現役引退後は「1年に4回以上、夫婦で旅」をするという今回の投稿者。シニアになって行ってよかった旅先は、「2025年1月に妻」と訪れた「2泊の津市~伊勢志摩地方」への旅行だそう。
三重県津市は「幼稚園から大学に入るまでの18年間、家内も同じく過ごしたふるさと」で、「62歳でリタイアしてから、毎年1月に伊勢参り」を続けているとのこと。
「津市には先祖代々の室内墓石があり、まずはその寺のご住職と話をして、合掌礼拝。寺の近くのホテルに1泊して、夜は名物のウナギをいただく」のが定番コース。
翌日は「伊勢詣を済ませ、鳥羽をドライブして、定宿に泊まります。勤めていた頃から、毎年部下を連れて伊勢詣をしていて、女将さんとは顔なじみ。そこでは伊勢エビ、鮑、サザエなどの地魚をふんだんにいただきます」と、長年なじみの宿での時間を楽しんでいる様子です。
「こうして元気に、家内と一緒に訪れることができるのも、ありがたいこと。見たことのないところや行ったことのないところを旅するのもいいですが、毎年決まった人と決まった所に訪れて、時の流れと思い出に、しばし浸るのもいいもの」と投稿者。
旅行にかかった費用は「交通費1万円、宿泊費5万5000円、食事代1万5000円」とあり、さらに「お布施や墓花、その他を含めて、全部で10万円ほど」となったようです。
「旅行は娯楽ですので、コツなどない」
現役時代から「先を見据えて貯蓄をしてきたつもり。体の動くうちに、したいことはしておかないとダメかなと」と投稿者。そのため、年金生活における旅費のやりくりも「あまり考えていません」とのこと。「あと何年続けられるか分かりませんが、家内ともども毎年楽しみに」しているという津市~伊勢志摩地方への旅行。ただ年を重ねるにつれ「車をやめて公共交通機関での移動を考えるように」なったり、「定宿の後継者問題があるので、新しい宿を探さないとダメかなあ」などと、思うところもある様子です。
最後に、旅行を計画しているシニア世代にアドバイスを求めると、「旅行は娯楽ですので、コツなどない」と投稿者。「こうあるべきと考えたら面白くなくなりますから、所持金を考慮して、したいようにすればいい。ないなら、ないなりの楽しみ方はあると思います。食べ物や交通費を節約してもいい」と、自由な楽しみ方をすすめられていました。
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