現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、高知県在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(68歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:高知県
リタイア前の雇用形態:公務員
リタイア前の年収:900万円
預貯金:600万円、リスク資産:1900万円
これまでの年金加入期間:厚生年金552カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):8万8000円(繰り下げ受給)老齢厚生年金(厚生年金):17万6000円(繰り下げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金14万円(年額)
「毎年年金額が目減りしている」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「物価の上昇が強く、マクロ経済スライド(社会情勢にあわせ、自動的に年金の給付水準を調整する仕組み)があっても、毎年年金額が目減りしている」ように感じると語っています。
ひと月の支出は約「10万円」と記述がありますが、年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「収入に合った生活レベルを保つための行動をしている」
年金で足りない支出については「給与や預貯金で補填(ほてん)」しているという投稿者。年金以外の収入としては、「ビル管理会社に1日6時間勤務していて、給料は年200万円。また副業で他のビルの管理と高校の非常勤講師の給料があり、そちらは合わせて年50万円になる」と言います。
年金を受給しながら仕事を続けることについては、「社会保険料を納めていることにもメリットを感じる」とのこと。
また日ごろから節約のために実践していることとして、「『足るを知る』を心がけている。食品は半額セール品を積極的に購入。イオンの株主で3%キャッシュバックを活用。振り込みは、ネットバンクで手数料無料を使う。収入に合った生活レベルを保つための行動をしている」とあります。
「今後、医療費が多くかかるのではないかという不安がある」
現役時代を振り返り「その時に与えられた仕事に専念してきた。結果、ヨーロッパで家族と暮らす事ができて楽しい思い出が多い。細く長くコツコツと働き保険料を納めれば、何とかなる」と語る投稿者。今の生活での不安については「今後、医療費が多くかかるのではないかという不安がある。高齢者になったので、若い頃の様な動きができない。白内障の手術も済ませた。今後いろいろな病気が発症すると思われる」とコメント。
一方で「朝起きて目覚めることに感激。何でもない日常生活に感謝している。畑や植栽の除草作業をすると、集中するため雑念がなくなりストレス解消となる」と日々を大切に過ごされていることも教えてくれました。
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