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「夫婦の老人ホーム費用含む5000万円はキープ済み」73歳男性が実践した3つの備え

どんなに貯めても不安が尽きない老後資金。実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、愛知県在住73歳男性のケースを紹介します。

あるじゃん 編集部

あるじゃん 編集部

1995年に創刊し、2012年に休刊した月刊の投資情報誌『あるじゃん』をルーツに持ち、ファイナンシャルプランナー、税理士、社会保険労務士などマネーの専門家とともに、お金の貯め方・備え方・増やし方をわかりやすく解説するほか、マネー最新トピックス、おトク・節約コラムなど、役立つ情報を発信しています。

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相次ぐ物価上昇で「もはや老後資金は2000万円では済まないのでは」と、不安が増す昨今。ただ、「現役時代にもっと貯蓄すべきだった」と嘆く人がいる一方で、「元気なうちにお金を使うべきだった」と悔やむ人がいるのも事実です。

実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、愛知県在住73歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

男性
回答者本人:73歳男性
同居家族構成:本人、妻(68歳)
居住地:愛知県
リタイア前の職業:正社員
リタイア前の年収:800万円
現在の金融資産:預貯金4000万円、リスク資産400万円
これまでの年金加入期間:厚生年金37年

現在の収支(月額)

老齢基礎年金(国民年金):約6万円
老齢厚生年金(厚生年金):約12万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

年金以外の収入:事業収入約300万円、駐車場収入約100万円(ともに年額)

配偶者の年金や収入:年金約80万円(年額)

ひと月の支出:約50万円(仕事の経費を含む)

「4000万円の貯金を切り崩す生活だが想定内」

現在、およそ預貯金4000万円、リスク資産400万円を保有しているという投稿者。

自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「ちょうどいい」と回答。

その理由として、「現役時代に資格取得をしたため、60歳で定年後、自営で経営コンサルタントを始めました。仕事を始めて3年後には仕事が順調に回り、貯金ができる状況になりました。現在は4000万円の貯金を切り崩していますが想定内です。また不動産として自宅および親から相続した時価総額約4000万円の土地があり、非常時には売却できる」と語っています。

「老後に必要な金額は1人あたり2000万円+α」

現役時代は、老後資金として「5000万円」貯めることを目標にしていたそう。

「最後のすみかである老人ホームへの入居および維持費用として、1人あたり2000万円プラスアルファ、夫婦で5000万円」程度必要になると想定して備えてきたといいます。

70歳を超えた現在も、老後資金はやはり「5000万円」程度あれば十分だと感じているとのこと。

「現時点で4000万円の貯金と不動産が4000万円相当あり、想定内の状況」とあります。

「備えあれば憂いなしを実感している」

今の生活の満足度については「満足している」という投稿者。

「60歳を超えても、仕事をしながらの生活であり、経済的にも精神的にも満足した生活ができていました。ただ70歳を超えた現在では仕事が激減。まだ日本では働き方改革が十分ではないと感じています。高齢者の精神的な満足度を高める上でも、仕事があることは重要」と訴えます。

老後資金に不安を抱えている現役世代には、「『備えあれば憂いなし』の故事にあるように、準備が必要です。その為には、①健康1番を常に心がけること。②共稼ぎ等で貯金をすること。③老後でも仕事ができるためのリカレント教育を実践し、準備すること。の3点が有効」とアドバイスされていました。


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