インフレによって、私たちの消費スタイルはどのように変化しているのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、物価高騰の影響で買わなくなったものについて、東京都在住49歳女性のケースを具体的に紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(54歳)、長女(14歳)、次女(10歳)
居住地:東京都
雇用形態:正社員
世帯年収:本人120万円、夫360万円
世帯金融資産:預貯金180万円、リスク資産80万円
「インスタントラーメンをやめました」
昨今のインフレで生活に影響があるかとの問いに、「とても影響を受けている」と回答した投稿者。物価の高騰により買わなくなったものについて尋ねると「インスタントラーメン、ジュース、菓子パン」と回答。
具体的には「インスタントラーメンを月に3袋、ペットボトルや紙パックのジュースを週に3本、菓子パンを週に10個は購入していた」とあります。
現在は「小麦粉や中力粉でパンやお菓子」を作り、「インスタントラーメンは、自作でスープを」手作りしているそうですが、「何かと工夫をして作るのに手間がかかる」のが不便に感じているとのこと。
「インスタントラーメンは1袋120円、ジュース類は70円程度、菓子パンは1つ70円程度」になれば再度購入を検討すると語っています。
「中力粉はパンやお菓子作りに使える」
まだ購入を続けているが、これ以上高くなると困るものについては「お肉、お魚類です。なかなか前ほど買えなくて、週に1回が月2回に減ってしまいました。またお野菜も値段のアップダウンが激しく結構悩みます」と投稿者。「お肉は1キロ1300円以上は厳しい、お魚も鮭1尾150円だともう無理。キャベツ1つ500円、イモ類も1袋200円」になったら購入をやめるつもりだと言います。
反対に、値上げしても仕方がないと思えることについては「家電製品。その部品の1つ1つがコストが高いから」と回答。
いまだに安くて助かっているものについては「中力粉は1キロ140円程度で購入でき、大体パンやお菓子作り、揚げ物に使っています」とコメントされています。
「とにかく無理をしない節約」
生活を続ける上では、これまで当たり前に買っていたものが「どんどん買えなくなって将来は年金だけでは難しいと感じる。子どもたちにも悪影響が出ないか」と不安を感じているそう。インフレを機に「外食をやめて、毎日お弁当持参がすっかり定着しています。ボディソープも石鹸に変えました」と生活のさまざまな場面に影響が出ていると言います。
おすすめの家計改善策は、「とにかく無理をしない節約で。光熱費や通信費などの見直しをして、無駄な箇所があればすぐに切り替える。少しでもコストカットして快適で過ごしやすい環境づくりに励みましょう」とのこと。
逆に「食費や光熱費を下げるにあたって、ストレスをためずに節約できる一番効率のよい方法」については、周りの人に聞いてみたいと語られていました。
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