現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、広島県在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:広島県
リタイア前の雇用形態:派遣・契約社員
リタイア前の年収:300万円
現在の資産:預貯金50万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:不明
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):11万円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「食べていくだけでギリギリの生活」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由について、「年金がとても少なく、食べていくだけでギリギリの生活となっている。とても苦しい」とコメント。
しかし同時に「若い頃から職を転々としており、年金保険に未加入だった時期もあって、今このようになっている」と、現状を冷静に受け止めているようです。
ひと月の支出は約「13万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「週2回ほどのアルバイトで補填」
年金だけでは賄えない支出については、「週2回ほどのアルバイトで補填(ほてん)している」そう。「体力的にきついので長時間の勤務は無理。清掃の仕事を週2回行っている。月の収入としては6万円ぐらい」とあります。
年金生活においては、「電気代の節約のために極力、夏冬ともにエアコンを最小限にしか使わないようにしている。食材も、なるべくスーパーのタイムセールで買うようにしている。特に半額になる時間帯に」と工夫しているとのことです。
「毎月決まった額の保険料を支払っていれば……」
現役時代を振り返り、「若いうちから安定している正社員として働いて、毎月決まった額の保険料を支払っていれば、多少なりとも今の年金より高くなったと思う。その点に関しては後悔している」と語る投稿者。将来のことを考えると、「先行きが見えず、とても不安。年齢も年齢なので、いつまで体が動くかも心配。パートができなくなると、生活が本当に苦しくなる。不安でたまらない。病気やけがなどの心配もある。体を壊して通院や入院することになったら、おそらく治療費も払えないと思う」と落ち着かない様子です。
一方で、今の生活では「たまに近所の仲間とゲートボールなどをやっているが、それが息抜きになっている。地域の仲間と集まって、飲んだり食べたりしてコミュニケーションを取るのも、たまに一緒に旅行に行くのも楽しい。釣りが好きなので、パートがない時はよく出かける。釣りに行くと気分的に落ち着く」と、趣味や人とのつながりを大切に過ごしているようでした。
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