現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、宮崎県在住65歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:宮崎県
リタイア前の雇用形態:不明
リタイア前の年収:144万円
現在の資産:預貯金1031万円、リスク資産30万円
これまでの年金加入期間:国民年金445カ月、厚生年金276カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万2143円※繰り上げ受給老齢厚生年金(厚生年金):2万9823円※繰り上げ受給
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金1万4625円※繰り上げ受給
「年金よりも支出の方が多くなる」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「年金が月に8万円くらいだと、月によっては年金額よりも支出額の方が多くなるから」だと語っています。
ひと月の支出は「10万円前後」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「フリーランスとしてタスク作業をしている」
年金で足りない支出については「貯金を取り崩して」賄っているという投稿者。少しでも収入を得るために「フリーランスとしてタスク作業をしている。仕事は毎日する時もあるし、しばらくしない時もある。稼働時間は仕事の内容や量にもよるが、1日1時間から3時間程度と自由にしている」とのこと。ただ「収入は頑張り次第だが、数カ月で数千円程度」だと言います。
年金生活においては「通信費を抑えるために、スマホのプランを安い物に変えた。電気や水道の無駄遣いにも気を付けている。食材はまとめ買い。材料がなくなってから買い物に行く」と、節約のための工夫をしているとのことです。
「今は自分の時間や人との触れ合いを楽しみたい」
今は「趣味などで自分の時間を楽しみ、人との触れ合いを楽しみ、健康であることの喜びをかみしめたい」と語った投稿者。一方で、現役時代については、「大学を卒業する時にもっと真剣に就職活動をして、しっかりした企業に就職して、仕事を途中で辞めずにもっと頑張るべきだった。何度も引っ越しをしたり1人暮らしをしたりもせずに、ずっと実家で両親と暮らし、もっと貯金をしておけばよかった」と後悔が尽きない様子です。
今後についても「人生を全うするまで生活費が賄えるのかという不安や、独り身なので、今後病気をしたり介護が必要になったりした時のことなどを考えると不安」と吐露されていました。
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