実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、北海道在住69歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、娘(38歳)、息子(32歳)
居住地:北海道
リタイア前の職業:正社員
リタイア前の年収:400万円
現在の金融資産:預貯金40万円、リスク資産不明
これまでの年金加入期間:厚生年金29年、国民年金34年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):約4万円(繰り上げ受給と推察)老齢厚生年金(厚生年金):10万2000円(繰り上げ受給と推察)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:株の配当20万円
ひと月の支出:13万円
「足りない。現役時代にもっと貯めておけばよかった」
現在、およそ預貯金40万円を保有しているという投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「足りない。現役時代にもっと貯めておけばよかった」と回答。
その理由として、「家には息子と娘がいて電気代、水道代、食費などさまざまなものが多くかかる。また生活費で月の資金がなくなってしまうため、老後の楽しみにお金を使えない。昔はテニスをしていたが、今はやる余裕がない。もう少し貯めておけば、老後も楽しめたのにと後悔している」と語っています。
「老後資金は1000万円必要だった」
現役時代は、老後資金として「1000万円」貯めることを目標にしていたそう。そのために「1カ月に3万円ずつ貯金をしてきたが、途中で余裕がなくなりやめてしまった。そのせいで少ししかお金が残らなかった」と言います。
実際に年金生活を迎えた今も、老後資金はやはり「1000万円」は必要だったのでは、と感じているそうです。
「老後1000万円あるかないかで、大きな差が生まれると実感している。私の昔からの友達は1000万円以上貯金があり、今も楽しくテニスをしている。株に挑戦してお金に余裕が生まれるように努力すればよかった。しかし私は株について無知だったので、始めてもしょうがないと考えてしまった。今になってみれば、投資信託という手もあったと思い後悔している」とあります。
「月に1回必ず行っていた外食もなくなった」
今の生活の満足度については「あまり満足していない」という投稿者。「家族3人で暮らしているため生活費に余裕がない。月に1回必ず行っていた外食もなくなった。老後にお金をもっと残しておけば、やりたいことがたくさんできたはずだと強く後悔している」と語ります。
老後資金に不安を抱えている現役世代には、「とにかく貯める。将来後悔したくないのなら今頑張りましょう!」とアドバイスされていました。
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