現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住71歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

回答者本人:71歳男性
同居家族構成:本人、妻(60歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:不明
リタイア前の年収:300万円
現在の資産:預貯金2200万円、リスク資産25万円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金513カ月、企業年金基金384カ月、企業年金連合会79カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):7万1300円(繰り下げ受給中)老齢厚生年金(厚生年金):14万5290円(加給年金3万4008円含む)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金11万9000円、企業年金連合会1万6100円
配偶者の年金や収入:給与収入75万円(年額)
「年金が月額35万円あるので満足」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「(年金が)月額35万円ある。将来発生する自宅のメンテナンス費用や、家電などの買替代の積み立てができている」と語っています。
ひと月の支出は約「28万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「アルバイト代はほぼ小遣い」
年金で足りない旅行や高額家電の購入は「貯金の取り崩し」で賄っているという投稿者。年金以外にアルバイトの収入があるそうで、「週2~3日、1日5時間程度で月6万円。アルバイト代はほぼ小遣いで、時に贅沢な生活ができる。動けるうちは働く、そして社会と関わっていくことにした」と語ります。
また年金生活においては「光熱費はエネファームで自家発電」するなど、節約を意識しているとあります。
「年1回の旅行とランチバイキングが楽しみ」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「妻の国民年金の未納期間が2カ月あったが結果的に35年放置。最近になって払い込みの手続きをしたが、もっと早く十分な対応をすべきであった」と後悔していると言います。今の生活の不安については「物価はものすごく上がっていても、賃金があまり上がっていないためか実質年金は目減りしていること」とコメント。
いっぽうで「年1回の2~3泊の旅行と、ホテルのランチバイキングが楽しみ。より豪華なお正月料理にするため、毎月積み立てている。普段食べられない全国のお取り寄せも楽しんでいる」と老後生活の喜びも教えてくれました。
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