現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住73歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:73歳男性同居家族構成:本人、妻(69歳)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1000万円
現在の資産:預貯金3000万円、リスク資産1800万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金37年
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):17万円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金7万円
配偶者の年金や収入:年金60万円(年額)
「現在の年金、金融資産で今後の生活費を賄える」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「メーカー系企業を60歳で定年後、70歳まで特許事務所で契約社員として働き給料と高年齢雇用継続給付金を得た。60~70歳までの10年間の生活費は年金、貯蓄の取り崩しが一切なかった。そのため現在の年金、金融資産で今後の生活費を賄える見通しがある」と語っています。
ひと月の支出は約「26万円」。年金だけでは「年に1~2回足りない月がある」と回答されています。
「フードロスを減らして余計な支出をしない」
年金で足りない支出については「貯蓄から各種保険料や税金等を支払い、株の配当・売却益から補填(ほてん)」しているという投稿者。年金以外に株の配当金として「年額40万円」の収入があるといいます。
年金生活において特別な節約はしていない様子ですが、「フードロスを減らす」ことで無駄な支出を削減しているとあります。
「特許作成のリスキリングが役に立った」
現役時代を振り返り、「企業時代に特許部門に10年いて、特許作成のリスキリング(職業能力の再開発や再教育)を受けた。それを特許事務所で定年後10年間の仕事に活かせたことが、現在の余裕に繋がっていると実感している」と語る投稿者。くわえて「(65歳で定年となる)再雇用ではなく、別会社で70歳まで働けたことが正解」だったといいます。
今は充実した生活を送っているそうで「定年後、趣味のお遍路の集大成として、四国遍路を回りきり結願したこと」をはじめ「妻と毎月一回関東近辺の温泉旅行へ行くこと。株の売買でリスク資産の含み益を増やすこと。友人とのゴルフやサークル活動」など楽しんでいるとコメントされていました。
※皆さんの年金エピソードを募集中です。エピソードの採用で3000円分のAmazonギフト券をもれなくプレゼント。応募はこちらから
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません