現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、兵庫県在住67歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:67歳男性同居家族構成:本人、妻(57歳)、子(17歳)
居住地:兵庫県
リタイア前の雇用形態:公務員
リタイア前の年収:1000万円
現在の資産:預貯金500万円、リスク資産2200万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:共済年金35年、厚生年金10年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(受給年齢を繰り下げ)老齢厚生年金(厚生年金):23万7000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:給与収入100万円(年額)
「年金額に満足しているわけではないが……」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「受給額は多いに越したことはないので満足しているわけではないが、やむを得ない」と語っています。
ひと月の支出は約「30万円」。現在受給している厚生年金だけでは「年の半分くらい足りない」と回答されています。
「あまりお金のかからない趣味で過ごす」
年金で足りない支出については「貯金から取り崩し」て賄っているという投稿者。現在は年金以外に「週4回のパートで年間120万円程度」の給与収入があるほか、「株式投資の配当と優待で年6万円程度」を得ているため、それらの「収入を含めれば多少貯蓄の上乗せができる状態」だといいます。
とはいえ、年金生活においては「ウォーキング、図書館で借りた本の読書などあまりお金のかからない趣味で過ごす」と節約を意識しているようです。
「もっと真剣に節税対策しておけばよかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「45歳ぐらいから節税対策を行い、毎年30万円程度節税できた。就職時から対策していれば総額で数百万円に。独身時代にもっと真剣に節税対策しておけばよかった」と振り返ります。今の生活の不安については「高校生の子どもの進学の費用が心配。今後の車の買い替えや自宅の改修など大きな出費も気がかりです」と回答。
くわえて「子どもの加給年金が終了するので、そろそろ繰り下げている基礎年金を受給しようかと考えています」とあります。
いっぽうで現役時代に比べると「時間が十分あるので、気持ち的に余裕のある生活ができている」とも語られていました。
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