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84歳男性・月の年金8万3000円の暮らし「貯金を切り崩し、変わりない日々の繰り返し。認知症になるのでは」

老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住84歳男性のケースを紹介します。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住84歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

男性
回答者本人:84歳男性
同居家族構成:本人のみ
居住地:京都府
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:400万円
現在の資産:預貯金500万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金15年、厚生年金25年

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):4万5000円
老齢厚生年金(厚生年金):3万8000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

「月の支出10万円は年金で賄いきれない」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。

その理由として、年金が「少なくて生活するのに苦しい」と語っています。

賃貸住宅にお住まいのため、月々の家賃を含めるとひと月の支出は約「10万円」。月の年金8万3000円では「年の半分くらい足りない月がある」と回答されています。

「食費や電気代を抑えて節約している」

現在は完全リタイアしていて年金以外の収入はなく、年金で足りない支出については「貯蓄を2万円ぐらい引き出して」賄っているという投稿者。

年金生活において「外食はあまりしないように、買い物も安いスーパーを回っています。昼間は照明をつけないなど節約」は欠かせないと言います。

「自営業の期間が長く、受給額が乏しい」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「自営業の期間が長く、厚生年金を支払っていない時期がありましたので、自営業の時から支払っていればもう少し受給額も多く、楽に暮らせていた」と回答。

現在は一人暮らし。今の生活は「毎日が変わりない日々の繰り返しなので、認知症などの病気が心配です」と不安な思いを明かします。

いっぽうで何にも縛られず、好きなだけ趣味に時間をかけられることは喜びでもあるそう。「人に気を使わず気楽に過ごせています。散歩や運動をできるだけしようと心がけています」と前向きな言葉でつづられていました。

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