現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住81歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:81歳女性同居家族構成:息子(56歳)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:不明
リタイア前の年収:100万円
現在の貯蓄額:預貯金100万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金不明、厚生年金5年
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金と厚生年金):16万5000円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「夫と死別するまでは満足していた」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「夫と死別するまでは満足していたが、死後(年金額が)引き下げになり、息子もお金がなく二人で生活していくのは大変で、公共料金や物の値上げが生活を圧迫している」と語っています。
ひと月の支出は約「18万円」。年金だけでは「年の半分くらい足りない」と回答されています。
「趣味の費用を減らしたり外食を控えている」
年金で足りない支出については「貯蓄からの引き出しや子供の援助」で賄っているという投稿者。年金以外の収入については「なし」とのこと。
年金生活においては「大型スーパーなどでまとめて買って日々の出費を抑えている。趣味の費用を減らしたり外食を控えている」と節約すべきところは意識しているそうです。
「生命保険や年金保険をもっとかけておけばよかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「生命保険や年金保険などをもっとかけておけばよかった、夫の生命保険が少なくその後の生活に大きく影響したことや、貯蓄も考えてしていればこんなに苦労しなくてもよかったと感じている」と回答。また今の生活での不安については「体も衰えを感じているし、子供も蓄えがないのでどこにも行かずに暮らしている。あと何年間生きられるかわからないが心配です」とコメントがあります。
いっぽうで「年金支給日後に美容院に行くこと、趣味の園芸のためにホームセンターに連れて行ってもらうことが毎回の楽しみ。それとかかりつけ医のところで薬をもらうこと。息子に頼んで宅配寿司を食べます。ささやかな楽しみです」という投稿者。
「日々の生活でやっとなのでもっと楽しみを増やしていきたい」と願望を口にされていました。
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