現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住89歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:89歳男性同居家族構成:本人、息子(53歳)
居住地:京都府
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:700万円
現在の貯蓄額:預貯金200万円、リスク資産:0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金・厚生年金(加入年数は不明)
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万1546円老齢厚生年金(厚生年金):18万1659円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「息子と2人暮らしで一般的な生活は出来る」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「贅沢さえしなければ、二人同居で一般(的な)生活が普通に出来る程度は頂けておりますので、それなりに満足しております」と語っています。
ひと月の支出は「約15万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「決済アプリ導入やポイント還元などの勉強が楽しみに」
「お仕事はしていませんし、年金以外の定期的な収入もありません」と年金のみで生活をしている投稿者ですが、日常では「現代式決済方法を息子に習い、スマホで節約術を調べたり、チラシアプリで安い商品を探し、色々なスーパーに通って購入しております」と、支出を減らす工夫をしているそう。「(年金は)支給して頂ける額が決まっているので、その中での貯金や生活費のやり繰り、節約生活の知恵の為に、時代の流れに乗って、決済アプリ導入やポイント還元などの勉強が、現在の生活での楽しみになっております」と節約を楽しまれている様子です。
「酒、タバコ、外食にお金を浪費した現役時代」
いっぽうで、現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、と問うと「入社早々、池田内閣の国民所得倍増計画で、給料は永遠に上がり続けると錯覚して贅沢を覚え、バブル時代で金銭感覚が麻痺」したと振り返る投稿者。「失われた10年(と言われた)デフレ期も、クセが抜けず、継続して酒、タバコ、外食に相当お金を消費した。真面目に家に帰っていれば、どれ程の貯蓄が残っていたのだろうと後悔しております」と当時の散財を悔やみます。
また現在の生活においては「腰も真っ直ぐ、足も良く動き、若返り(のために)ビタミンE等をサプリメントで補給して、老化に抗っています」と言いつつ、「やはり健全な身体がいつまで続くのかと、漠然とした不安が消える事はありません」と語られていました。
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