理屈では測れないリアルな失敗エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
投資の失敗エピソード・回答者プロフィール
年齢性別:60歳女性同居家族構成:本人、夫(61歳)、長女(35歳)、次女(34歳)、三女(32歳)
居住地:岩手県
職業:無職
世帯年収:本人100万円、配偶者400万円
世帯金融資産:現預金1500万円、リスク資産3000万円
投資を始めた年齢や時期:50歳(2014年)
■リスク資産内訳(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・ロボアドバイザー:1000万円
・日本株:800万円
・投資信託:200万円
・変動保険:700万円
「日経平均の仲間入りを記念して勢いで任天堂株を購入」
2021年頃に任天堂の株で失敗をしてしまったという今回の投稿者女性。「分割前の任天堂株を200株持っていました。株を知らず、ただ日経平均の仲間入りということで記念みたいに購入」したそう。
「(日経平均への)仲間入りの当日、映画を観ていました。観終わってから口座を見てびっくり。200万円近く損失。軽自動車一台分。あーあ素人が何も知らず憧れで手を出して。泣く」と当時の状況を説明します。
「単純で感覚的。今思えばチャートが三尊天井だった」
もともと「夫が役員になり退職金がでた。そのお金で欲しかった株を買い漁った」そうで、主に「任天堂、トヨタ、ダイキン」を購入したとのこと。そして「たまたまダイキンに利益がのっていたので売り、任天堂が下がり始めたのでナンピンして2口に。(任天堂が)日経平均に入ると聞き、絶対上がると信じて」と当時の状況的に上がる自信もあったそう。
ただ現実は正反対で、「最悪。ハッピーエンドの映画に浮かれて映画館を出て、普段あまり気にしない口座を見てびっくり。顔面蒼白。そのまま車に轢かれたい気分」だったそう。
当時のご自身を「単純、浅はか、感覚的」と言い「いま考えればチャートが(下落トレンドを予兆する)三尊天井だった」と振り返ります。
「ひたすらチャートの勉強。今では任天堂株が稼ぎ頭に」
失敗は当然痛いものですが、転んでもただで起きないのが今回の投稿者。失敗を糧に現在まで「ひたすらチャート、ローソク足の勉強」をしているそう。そして「3年くらいかけて損失を取り戻した」とのこと。
また任天堂株についても、「任天堂は一度は手放したが、(2022年の)株式分割後に5口購入。いまでは稼ぎ頭」とある種、リベンジを達成。
現在は「(チャートの)日足・月足・年足をよくみる。長期保有と短期保有の口座をわける。ブルベアを両建て(買いと空売りなど反対売買の同時決済)してインデックス指数の上昇下落具合を常に意識する」ことを心がけて取引をしているという投稿者。
失敗を踏まえて他人へアドバイスするなら、「勉強してからでは、いつまでも入れないので小口でやること。憧れや、好きな会社などと言わず、各業種、円高円安に強いセクターでポートフォリオを組む」ことだそう。
なお、新NISAを含めたこれからの投資戦略については、「新NISAは夫の分はロボアドで使います。私の分は積み立てで新興国、SP500、日経225、バランス型(のファンド)で埋めて、個別株は業種でナンバーワンを買います」と教えてくれました。
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