デザインを決めるポイントは「子どもと親の意思のバランス」
「デザインに関しては、どこまでを『キャンパスノート』として出すかというのは、結構感覚的な部分が大きいですね。それでも線引きをするという視点は確かにあります。特に、小中学生にとってノートは親が購入する学用品であるという部分は意識しています。雑貨的になり過ぎないように、勉強を意識したデザインを考えています。ただ、デザインのヒアリングをすると親と子でかなり評価が違ったりなど、最終的にどちらの意思を尊重するかといったあたりを踏まえながらデザインしていますね」と中村さん。
その場合、女の子は小学校3、4年生くらいから子どもの意思が反映されるけれど、男の子は親の意見を聞いて購入している傾向があるのだそう。実際、男子向けの限定柄はあまり売れないことがほとんどで、何度かのチャレンジのあと、今はやめているのだそうです。
一方、「女の子は早い時期から感性にグッと来るものにお金を払うという傾向を強く感じます」と絵馬さんは言います。
「キャンパス フラットが気持ちいいノート」は、Campusのロゴを変形させるなど、かなり思い切ったデザインの表紙にすることで、機能を表現した
まず、何よりも、「Campus」のロゴを変形させているのはとても珍しいのです。さらに、全体のデザインも、台形のイメージになっていて、少しパースが付いたような感じです。
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