ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。
シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
40歳・年収750万円正社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は福岡県に住む40歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
本人、妻(33歳)、長女(7歳)、長男(6歳)、次女(3歳)
■金融資産
世帯年収:本人750万円(配偶者の年収は不明)
世帯金融資産:現預金約1400万円、リスク資産約2800万円
■積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・ひふみプラス:2014年から2019年
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):2019年から
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):2021年から
2019年から全世界株式(オール・カントリー)に「月5万円」、2021年から米国株式(S&P500)に「月5万円」の積立をしてきたという今回の投稿者。
運用実績については、全世界株式(オール・カントリー)が「元本約170万円→運用益込約360万円」、米国株式(S&P500)は「元本約120万円→運用益込約200万円」と、着実に利益を生み出している様子。
全世界株式(オール・カントリー)に関しては「運悪く買ってすぐにコロナ(禍での)暴落を食らいましたが、あっという間にV字回復した後は、上昇基調を維持しています」とのこと。
米国株式(S&P500)も、「年率でならしてみれば、プラス20%近くではないかと思います。相当順調です」と、現時点での結果に満足している様子です。
運用が順調である要因を、「僕のケースだと、投資信託を買いだしたのは株のトレードを始めてだいぶ経ってからなので、まったくの初心者と比べれば」知識がかなりあったからではないか、と分析する投稿者。「長期的視点ではほぼ確実に利益が出ることはわかっていたので、暴落にうろたえることもなく、むしろチャンス到来的な気持ちで積み立ても継続していました」。
その結果、「現在積み立てで保有している投資信託は、元金のおよそ倍である300万円近く」含み益が出ているそうです。
40歳・年収750万円正社員男性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?
積立投資を始めてよかった点をうかがうと、「投資家にとってそれが良いことなのかはわかりませんが……」と前置きをしつつ、「極端な言い方をすれば『何も考えなくて済む、何の労力もいらない』という点でかなり気持ち的に楽なので、それは良かったのだと思います。日々トレードしている個別株などとは別物」だと回答。また、投資をやめたくなったことはあるかという質問にも、「本格的に投資信託の積み立てを行っていこうと決めた際に買い始めたeMAXISシリーズは、何があろうと20年以上保有し続けるつもりで始めたので、そこに関して、気持ち的にブレたことは今のところまったくないです」と言い切られています。
ご自身については、「慎重と大胆がないまぜになった性格だと思います。日々の生活に関しても投資に関しても、ベースはかなり質素で慎重、かなりのコツコツタイプ。ただ、先述の積立のように、一度そうしようと決断したことに関しては、スパッと行動に移しますし、メンタル的にもあまりブレないタイプです」とのことで、その慎重さと決断力が、ご自身の投資スタイルにも如実に表れているようです。
積立投資を始める人へのアドバイスについても、「ブレないこと。どんな相場であれコツコツと積立を継続していくこと。目先の下落に怖くなって、予定外のところで売却してしまわないこと。長期的な視点で、デンと構えていることが大事だと思います」とコメント。
新NISAについては、以前から積み立てている金額にプラスして、「2カ月で30万円程度」を成長投資枠での投資信託の不定期購入に充てるほか、「はっきり確定はしていませんが、ほぼ投資信託で埋める予定です。一部、高配当株を長期的に組み込むかもしれません。極力(枠の上限を使い切ることができる)最短5年のうちに、1800万円の枠一杯を埋めるつもりです」と語られていました。
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