理屈では測れないリアルな失敗エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
投資の失敗エピソード・回答者プロフィール
同居家族構成:本人、妻(54歳)、長男(26歳)、長女(22歳)
居住地:愛知県
お仕事:会社員
世帯年収:本人3000万円、配偶者なし(専業主婦)
世帯金融資産:現預金300万円、リスク資産2000万円
投資を始めた年齢や時期:51歳(2014年)
■リスク資産内訳(※詳細が不明なものも原文ママ記載)
日本株:2000万円
「優待銘柄への投資が半年で1200万円の損失に」
「コロナ前の金融見直しが実施された頃」、株主優待目当てで購入した銘柄で失敗をしてしまったという今回の投稿者男性。「遺産相続で証券を相続した。一旦、全銘柄を現金化し証券会社の勧めで投資を始めることになった。その投資先について、担当に何業種か相談していた」と回答が始まります。
証券会社から株主優待乗車証のような「通勤費用をまかなえる無料優待券のある銘柄を勧められ」投資を開始したそうですが、残念なことに「半年後、株価が暴落。優待を100年使用しても損失が埋められない位の価格となった」とのこと。
損失額は「約1200万円」。「3200万円の資産が2000万円まで」減ってしまったそう。「現在若干戻りつつあり優待や配当により実際の損失は減ってきているが、いまだ1000万円の赤字である」と説明されています。
「予定していなかった大金が手に入り勉強せず投資してしまった」
「自身でよく勉強したうえで投資すべきであったが、目先の利と証券マンの勧めで投資し、多大な損失をしてしまった」と悔やまれる投稿者。そもそも、失敗の理由について「予定していない資金が手元にできた。(投資銘柄は)インフラ関連であり、リスクは少なく、最悪の場合は(投資先に対して)関係省庁等からの援助や支援を期待していた。知識がない中で、担当の証券マンの意見を信じてしまった」とコメント。
当然のことながら1000万円以上の損失を出したことで「失敗した」と落ち込んだそうですが「株は理論的・情報戦な部分もあるが、博打的なところもあり、次に儲かればいいと自分をなぐさめている」と割り切ったとも言います。
「生活に困らない範囲であれば失敗することも大切」
今回の失敗から学んだことは、との問いに「学びと情報戦略は重要。すべて疑えとは言わないが、裏取りは自分でしっかりして決めることが大切である」と回答。また「生活に困らない範囲であれば、どんどん失敗」し「成功の経験を積み、独自の考え方を持つことも大切」だとも。
現在は「ネット情報、専門誌情報、証券会社情報」などを参考としつつ「自分の注目銘柄のリストを作り、事業内容、財務状況、近々の株価の変動、売買数の変化に注目し購入銘柄を選定している」とのこと。
今年の投資戦略については「年初の惨事(※2024年1月1日の大震災)から、復興関連への短期投資、また新NISA絡みで初心者の株価の安い優待銘柄への集中による短期的価格変動銘柄への投資、配当配向性の高い銘柄」に注目しているとコメントされていました。
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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします