現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住67歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:67歳男性同居家族構成:本人、妻(57歳)
居住地:千葉県
リタイア前の職業:会社員(正社員)
リタイア前の年収:1100万円
現在の貯蓄額:預貯金約5000万円、リスク資産約2100万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金40年、厚生年金が38年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万6250円老齢厚生年金(厚生年金):15万8800円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金6万5000円、個人年金保険5万1000円
配偶者の年金や収入:給与収入が月に15万円、家賃収入が月に28万円
「私的年金を含め月に34万円」
現在の年金額について「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「私的年金も含めて月に34万円ありますので満足しております」と語っています。
ひと月の支出は約「30万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「老後のために貯蓄をしてきたのでストレスはない」
年金で足りない支出については「貯蓄を取り崩しております」とのこと。ただし「今まで老後のために貯蓄をしてきたのでストレスはないです」とコメントされてます。年金以外の収入について「私は株式の配当が現時点では1年間で平均で約110万円あるのが有難いです」と投資収益があるそう。
貯蓄、月の年金額、配当金と余裕がある様子ですが、それでも「1回で2万円以上の支出をする際には、即購入しないようにしています。本当に必要かどうかを夫婦で慎重に考えて購入するようにしました。また、子ども2人への生活のための支援はしないようにしました。子どもも自覚しているので良かったです」とお金を使うこと自体にもストイックに向き合っているとのことです。
「あと何年生きれば、元が取れるか」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いに、「外食が多い家庭でしたので、外食の回数を少し減らし、貯蓄をもう少ししておけばもっと良かったと思います。また、昭和の予定利率が高かった時代に加入した生命保険会社にもう少し大きな契約をしておけば良かったと後悔しております」と回答。それでも現役時代の備えがあったから今のゆとりがあると言う投稿者。
「年金は現役時にサラリーマンをしていた時期が38年あったお陰だと、家族と会社に感謝しております。2カ月に1回ですが偶数月の15日が楽しみです。あと何年生きれば、元が取れるかと夫婦でネットで計算方法を見て勉強しました。とにかく元気で長生きしようという目標と喜びが出てきました」と目標を語ります。
最後に「今後、年金額はマクロ経済スライド制度の関係で、増えるとは考えにくいと思います。よって、収入が増えないのであれば、支出を現役時よりはストレスにならない範囲で減らすようにしています」と残されていました。
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