ここではAll Aboutが9月から募集している「資産運用の成功体験エピソード」から、ほかの方が資産運用にどのように取り組まれているのかを紹介。
他者の資産運用エピソードを通して、ご自身の運用方針を決めたり顧みるきっかけになると幸いです。
36歳・資産1300万円男性の資産運用のきっかけと取り組み方
今回は福井県に住む36歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
妻、子1人
■金融資産
世帯年収:本人650万円、配偶者350万円
世帯金融資産:現預金800万円、リスク資産500万円
■リスク資産の内訳
つみたてNISA:60万円
持ち株:50万円
債券:100万円
確定拠出年金:200万円
個人年金:80万円
30歳までは貯金もできていなかったという今回の投稿者。
「30歳までは結婚願望もなく、資産運用もせずにある程度貯金が溜まっても、車購入や実家への補助、プライベートの支出など、結局は貯金はほとんど出来ていなかった」。
その後「社内(組合)の紹介で個人年金制度を知り、将来への備えのため少額で加入」したことをきっかけに資産運用を考えるように。
「社内の持ち株の制度を調べ、過去の運用実績を確認し、長期分散投資の効果を確認し加入。また賞与の一部を確定拠出年金にて運用」も開始。さらに結婚を機に「さらなるお金の運用の必要性を感じ、NISA制度をYouTubeで調べ証券口座を開設し運用を開始」していったのだそう。
36歳・資産1300万円男性の具体的な資産運用の実践方法は?
ではどのように運用を実践していったのでしょうか。いただいた情報を抜粋すると、・まずご自身で60歳までのライフプランシミュレーションを作成
・さらにFPにも60歳までのライフプランシミュレーションを作成してもらう
・毎月の支出項目の金額を設定し、家計簿の実績と照らし合わせて見直し
・確定拠出年金は拠出額を年12万円に設定
・持ち株は月1万円、賞与3万円
・個人年金は月0.3万円、賞与3万円
・会社の給与のうち月8万円を資産運用口座に定額振込
・つみたてNISAは年40万円
・ふるさと納税による節税
とまず60歳までのライフプランを本人とプロの両方で作成しそれにのっとって家計管理と運用を行っていったとのこと。
「まずは少額、リスク小から入り、その間に情報を収集し自分に合うリスク許容範囲を確認」したそうで貯蓄の目標も、
・運用当初:老後の生活費として目標300万円
・持ち株加入:老後の生活費として目標500万円
・確定拠出年金加入:老後の生活費として目標1000万円
・NISA加入:子供の教育費の積立として目標1500万円(子供2人想定)
と段階的に設定していったと記載されています。
36歳・資産1300万円男性の今後の運用目標は? 役立ったこととは?
30代から堅実な貯蓄体質に変わっていった投稿者。「必要以上の節約を意識しているわけではないが、モノの購入時には必要性やコストに見合うか検討するようになり、無駄遣いが減り貯蓄額ペースが増えた。住宅購入では変動と固定で迷ったが、いずれインフレが来るだろうと全期間固定(金利1.19%)を選択。現在は子供が産まれたことをきっかけに、養育費を分けて管理。24年のNISA改正では積立金額を増額予定」しているそうです。
なお後悔している点として、「住宅購入時に保険会社より紹介された終身保険に加入したこと。説明を聞いた当初は魅力的な商品だと感じて契約したが、その後に様々な情報を精査した結果、終身保険はボッタクリと感じ契約を解除した。支払い金額のうち3割ほどしか返金されなかったことは失敗だが、ずっと続けてボッタクリ商品を継続するよりは損切りできてよかったと思っている」とコメントされています。
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