ここではAll About編集部が9月から募集している「家計改善の成功体験エピソード」から、家計改善に取り組むきっかけとなった出来事やその過程を紹介。
いろいろな方の家計改善エピソードを通して、ご自身の家計を振り返る参考になると幸いです。
36歳年収450万円男性が家計改善に取り組んだ理由
兵庫県に住む36歳男性の家計改善エピソードを見ていきます。■金融資産
世帯年収:本人450万円、配偶者100万円
世帯金融資産:現預金500万円、リスク資産500万円
■月の支出
住居費:7万5000円
食費:3万5000円
家事生活費:2万5000円
水道光熱費:1万3000円
通信費:2000円
子の教育費:1万5000円
趣味教養娯楽費:1万円/外食や外出など
小遣い:1万円
保険料:1万円
投資額:7万5000円
その他の支出:雑費5000円
■家計改善のきっかけと目標
きっかけ……住宅ローン返済の開始と次女誕生が重なり家計バランスが崩れたから
目標……自分の年収での平均的な生活費に抑えること
今回の投稿者は36歳の4人家族の男性。元々は家計簿帳やアプリでざっくりとは家計を把握していたものの、次女の誕生と住宅ローン返済が重なり焦りを感じたそう。
「生活が忙しいこともあり、大雑把に自分の収入のみで生活費を賄い、妻の収入を全て貯金に回すことで良しとしていました。しかし、住宅ローンの返済が始まり、かつ次女が生まれたことで家計バランスが崩れ、旅行等に回す余裕が無くなる予測がたちました」
そこで「節約と貯金を明確に実行していくために」家計管理に励むことに。
目標としたのは「自分の年収(妻の収入は含まない)での平均的な生活費」。
家計改善にあたり「まず同年代の同じ家族構成かつ同程度の収入での平均的な生活費をいろいろと調べました」とのこと。加えて「サイトの通りにするだけでは上手くいかない感じがしたので合う部分をいいとこ取りして自分なりの家計管理方法を考える」ようにしたと言います。
節約や生活の工夫などリアルな家計改善の方法は?
投稿者の具体的な家計改善方法を見ていきましょう。・Wi-Fiのため契約していた自宅のインターネットを解約
・格安スマホを定期的に乗り換えてポイントバックを得る
・生命保険は死亡リスクではなく生存リスクを考慮。遺族年金もあるため必要最低限に保証内容を変更。月数万円以上安くなった
・浮いたお金を投資に回す
と、堅実に支出を抑えた様子。
一方で変えなかった項目もあるといいます。
「最も大きい住宅ローンに関しては、乗り換え等も検討しましたが、費用面と手続き面で断念」。また電力会社等の乗り換えも「今後のリスクを考慮し保留」とのこと。加えて「医療保険の解約は妻と相談し」こちらも保留に。
生活費についても「減らしてばかりも難しく物価高などを考慮し必要に応じて再検討しています」とコメントされています。
36歳年収450万円男性の今後の家計目標は?
家計改善の結果「以前より、節約節約と言わなくても良くなったこと」が一番良かったことだという投稿者。家計改善に着手し始めた当初は「無闇に節約しようとして妻と喧嘩になったことがあります。将来のことばかり考えて、現在を楽しむという考えが足りない時期がありました」そう。
その時の反省を踏まえ今では「毎月妻と相談し、お互いストレスのない家計管理を心がけています。実際お金を使うことが多いのは妻なので、金額については妻の理解が必要と感じています」と夫婦での相互理解をもっとも重要視しているとのこと。
「節約は、家族の理解が必要だと考えています。家族での共有、理解そして定期的な話し合いを行い、意見を取り入れながらその時の状況を考慮し、必要に応じて検討することです」とコメントされています。
※カッコ内の回答者コメントは原文ママです
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