ここではAll About編集部が9月から募集している「家計改善の成功体験エピソード」から、家計改善に取り組むきっかけとなった出来事やその過程を紹介。
いろいろな方の家計改善エピソードを通して、ご自身の家計を振り返る参考になると幸いです。
30代で2000万円貯めた41歳女性が家計改善に取り組んだ理由
今回は大阪府に住む41歳女性の家計改善エピソードを見ていきます。■金融資産
世帯年収:本人300万円、配偶者500万円
世帯金融資産:現預金3000万円、リスク資産1000万円
■月の支出
住居費:11万円
食費:3万円
家事生活費:1万円
水道光熱費:1万5000円
通信費:1万円
子の教育費:2万5000円
趣味教養娯楽費:1万円/友人とのランチや自宅招待、日帰り旅行など
小遣い:-
保険料:1万円
投資額:1万円
自動車ローン:3万円
■家計改善のきっかけと目標
きっかけ……離婚後に自分で家計管理をできるようになったこと
目標……当初は子供の大学費用と自分の老後費用に2000万円貯める。現在は、アッパーマス層(純金融資産の合計額が3000万~5000万円未満の世帯)を目指す
今回の投稿者は41歳の女性。現在は再婚されているそうですが、初婚時にかなりお金で苦労したと語ります。
「1回目の結婚の際、元夫はお給料やボーナスの額、加入している保険など何も教えてくれず毎月7万円を渡されていました。そこから、食費、水道電気プロパンガス、子供のミルクやオムツ代、被服費などをやりくりしていました。専業主婦だったため毎月厳しかったです」
元夫の年収は1000万円だったことが後に判明。さらに「株で毎年損失を500万円出している」ことを知り、離婚時には「財産分与で元夫の借金を半分背負いました」と記載されています。それでも「離婚後は自分で家計管理できるようになった」ことでコツコツと貯蓄。
当初の目標は子供の大学費用と自分の老後費用で2000万円貯めることが目標でしたが、「コツコツ貯めて30代で2000万円貯蓄できました。毎月通帳に記入し、1ヶ月でどのくらい増えたか見るのが楽しみになり、次はアッパーマスを目指そうと思いました」と目標が高くなったと言います。
節約や生活の工夫などリアルな家計改善の方法は?
具体的にどのような家計改善を行ったのか。「最初の結婚生活中、強いられて節約術を学びました」とのことですが、
・掃除機のかけ方を工夫
・冷蔵庫の開け方や詰め方を工夫
・お風呂や炊飯器の保温は使わない
・固定電話や過剰な保険やサブスクは入らない
・格安スマホに変える
など、「家事はコストや効率重視でまとめて行い」細かいところにも気を使ったそう。
また「雑誌のサンキュ!さんやオールアバウトさんはとても参考にしました。雑誌は図書館で借りてきて、たくさんの人の家計管理や内訳、節約術、貯蓄額を見ているうちに、自分はこれをこのくらい、というのが自然とわかるようになってきました」と語ります。
30代で2000万円貯めた41歳女性の今後の家計目標は?
最初の結婚ではつらい思いをした投稿者。現在は再婚され、ご主人も理解のある方だと言います。「現在の夫はお金についてオープン、二人で一緒に決める方針。私が無駄にお金を使いたくないという考えを尊重してくれているため、家計管理は継続できています」とコメント。また「結婚を機に建てた戸建ての土地代は2人の現金キャッシュで支払いました。かなりの大金が減り、ちょっと無理したかな?と思いましたが、余計な経費を抑えることができたと思っています」そう。
いっぽうで今のご主人は「投資に積極的でつみたてNISAやiDeCo、外貨建て保険に加入しています。夫の年齢(50歳)的にも現金化してほしい」そうなのですが「もともと夫の貯めてきたお金なので、強く口出しはせず、二人の折衷案なり着地点を見いだせるよう」意識されているそうです。
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