ここではAll About編集部が9月から募集している「家計改善の成功体験エピソード」から、家計改善に取り組むきっかけとなった出来事やその過程を紹介。
いろいろな方の家計改善エピソードを通して、ご自身の家計を振り返る参考になると幸いです。
56歳で早期リタイアした61歳男性が家計改善に取り組んだ理由
今回は、愛媛県に住む61歳男性の家計改善エピソードを見ていきます。■金融資産
世帯年収:本人150万円
世帯金融資産:現預金5500万円、リスク資産1000万円
■月の支出
住居費:0円
食費:11万円
家事生活費:2万円
水道光熱費:2万7000円
通信費:6000円
趣味教養娯楽費:1万円/スポーツジム会員費、友人との食事、パチンコ遊戯費など
小遣い:3万円
保険料:2万5000円
その他の支出:自動車購入、水回りリフォーム
■家計改善のきっかけと目標
きっかけ……早期退職後に支出が増えたから
目標……10年計画に沿って収支を整える、年2%程度の運用益を得る
今回の投稿者は30年以上勤務した金融機関関連のお仕事を56歳時に早期退職された61歳の男性。
FIREや早期退職といえば憧れの対象でもあるが、「56歳で早期退職して総資産(除く不動産)8000万円になった時、支出が多くて資産がどんどん減っていったので、59歳でライフプランの見直しを計画」されたとのことです。
節約や生活の工夫などリアルな家計改善の方法は?
投稿者が具体的に行った家計改善方法は主に、・保険料の減額(生損保等すべて)
・光熱費の見直し(乗り換え)
・携帯会社乗り換え
・不要な会費の解約
・食費を中心とした生活費の見直し
等々
これにより月41万円あった支出を33万円まで減額することに成功。「さらに月額30万円以内を目指して支出費用を減額できないか検討し目標に向け邁進しております」
また、「具体的な収支計画(月単位)で年間表をエクセルで自作しました。突発的に発生する費用も計画に落とし込み、70歳までの10年計画となっております」と今後のプランニングにも余念がなく、「私的年金や公的年金を収入にカウントした場合の所得税、市県民税、健康保険、介護保険料の想定金額も厳しめに計算し支出に入力したうえで、最終的に70歳で4500万円前後の資産が残る計画となりました。勿論、予想できない出費も考えられますが、通常の支出には耐えられるものと判断しております」とコメントされています。
56歳で早期リタイアした61歳男性の今後の家計目標は?
資産運用についても信念を持って取り組まれている投稿者。「今までの金融機関勤務33年の経験と知識を生かし、自分なりの考え方でぶれない実践をしてきましたし今後もそうする予定です。投資家の意見も一部参考にしますが、最終的には自分の判断で銘柄や相場観、タイミングを持って対応しております」とコメント。
また「収入面では、バランスよく資産運用に努めリスクの高いFXや仮想通貨、信用取引は利用せず、年2%程度の運用益を得ることが目標であり、ほぼ達成できております」とのこと。
今後については、「支出を抑えることで資産の目減りが減り将来の不安はあまり感じておりません。今後は夫婦の老後のプランや終活にも取り組み、ゆとりある充実した人生が送れるようエンジョイしたいと考えます。(少し贅沢もしたいと思います)」と語ります。
※カッコ内の回答者コメントは原文ママです
※エピソード内の情報は現在とサービスや金額などの内容が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません