何故、エコバッグを使いたくならないのか
コンビニ袋やスーパー、デパートの紙袋の有料化を受けて、エコバッグの需要が増えました。そこで、さまざまなスタイルのコンビニ袋に代わる持ち運びに便利な小型のバッグが「エコバッグ」の名前で流通しましたが、その手のバッグは、本来「ショッパー」とか「コンパクトバッグ」などの名称で昔からありました。ただ、エコバッグになっても、昔からのショッパーも、さほどデザインや色に意識的ではなく、キャラクターやブランドロゴなどが入ったものに代表される、プリントによる差別化がせいぜいといったところでした。 それで何か困るということはないのですが、日常的に持ち歩いて使うことを考えると、単にコンビニ袋の代わりになれば良いというものや、提げている姿があまりカッコよくないものは、自然と使わなくなってしまいます。ハイタイドの「ネーエ ショッパー」は、その辺の需要を上手く付いた製品で、これなら持ち歩こうと思わせてくれるものでした。
何より、ヴィヴィッドなものからシックなものまで、色が選べるのが魅力。しかも、デザインが、基本的にはエコバッグの形を踏襲しながら、把手部分の長さやマチ幅、縦横比などのバランスが良く、老若男女問わず、誰が持っても、それなりに様になるようにデザインされています。マチもたっぷりあって、コンビニ弁当をスマートに持ち帰ることだってできるのです。
肩から提げられて様になるショッパー
実際に使っていて、助かるのは、大容量なことと、肩から提げられることです。グリーンやブルーを選べば、男性が肩から提げていても、十分に格好がつく質感の素材と、把手の長さで、自然な感じで持ち歩けます。筆者は、うっかり大量に本を買ってしまった時、このバッグに、大型の画集1冊、厚手のハードカバー本4冊、文庫本6冊を入れて持ち帰ったのですが、肩に仕事道具を入れたトートバッグを提げ、手には本を提げての帰宅は、その荷物の量の割に楽な作業でした。しかも、それだけの重さの本を入れて歩いても、重さに負ける感じはありませんでした。
もっとも、ポリエステル製なので、極端に重いものは難しいのですが、一般のエコバッグやコンビニ袋、紙袋よりも強いのは確かです。上部に付いたバックルで開口部を留められるので、たくさん荷物を入れても、口が開かず、内部で荷物が安定します。このバックルが、折り畳んだ時には、全体を留めるベルトになる構造も気が利いています。
畳んだり開いたりが素早く行えることこそ実用性
メイン収納部の他に、前面にメッシュポケットが付いているのも、濡らしたくないものを別にするなどの時に便利ですが、それがデザイン上のアクセントになっていて、単に袋を提げている感じにならないのが気に入っています。また、とにかく、畳んでコンパクトにする手順が楽なのです。なんとなく畳んでくるくると巻けば、あとは、ベルトのバックルを留めるだけで、手のひらサイズにまとまります。そのまま、普段のカバンに入れておけば、先日の筆者のように、急に本屋で大量の本を買ったりしても、スマートに対応できます。巻いて留めているだけなので、開いてバッグの形にするのもあっという間なのです。内袋に入れるタイプではなく、「ただ丸めるだけ」という思いきりの良さが結果的に、使いやすさにつながっています。 ひと回り小さいSサイズもあるので、用途に応じて使い分けることもできます。価格も1100円(Sサイズは935円)と安価なので、何色かそろえて、服装やバッグに合わせて使うのも良さそうです。
参考
ハイタイド オンラインショップ
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