グルメトピックス

神泉大吟醸の酒粕使用! ご飯がすすむいかの粕漬け

日本海に面しており、豊かな食文化が脈々と根付いている石川県・小松市。ブラジル・アメリカガイドの東リカさんのご実家があるのも小松市です。海外在住ながら、ときには地元の味が恋しくなるというリカさんが、老舗の珍味をイチオシしてくれました。

東 リカ

執筆者:東 リカ

ブラジル・アメリカ・ポルトガルガイド

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小松市の地酒と「蔵人 白いか」
 

私の実家のある石川県・小松市には、美味しい食べものがたくさんあります。そのなかでも私が里帰りするたびに「買わなくては!」と思うもののひとつが石川の地酒です。

今回はご飯のお供ということで、小松市が誇る酒蔵「東酒造」の「神泉大吟醸」の酒粕を使用した、芳醇な香りがたまらない「蔵人 白いか」をご紹介します!
   

政府専用機の正式機内酒にも採用された銘酒の旨味

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小松市の老舗「東酒造」の入り口
 

小松市は、日本海の海の幸、白山麓の伏流水や農産物など、豊富な食材に恵まれています。また、加賀百万石文化の基盤を作った名君、前田利常公が小松城を隠居先に選んだこともあり、豊かな食文化が根付いています。

奇しくも私と同じ苗字の「東酒造」は、小松市で江戸末期、万延元年(1860年)に創業した造り酒屋。160年近く酒造りを続ける酒蔵であり、歴史ある建物は国の登録有形文化財に指定されています。

向かいにある「八幡神社」から湧き出る水を使ったことから「神泉」と名付けられた「東酒造」のお酒は、地元の人たちに今も親しまれている銘酒です。
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「神泉」の豊富なラインナップ!
 

そのなかでも「酒米の王様」と称される「山田錦」と地元、金沢生まれの金澤酵母を使った「神泉大吟醸」は、近年多くの品評会で受賞したことから注目される銘柄です。皇族や首相など政府要人が外国へ訪問する際のフライトで使う、日本政府専用機の正式機内酒としても採用されています。

そんな「神泉大吟醸」の酒粕は、真っ白でフルーティーな香りの一級品。小松市の寄り合いで同じく地元で江戸末期から珍味を扱う老舗「すみげん」の6代目と「一緒に何か作ろう!」と盛り上がり、この酒粕を使った海鮮の粕漬け「蔵人」シリーズが生まれたそうです。
 

老舗のコラボで生まれた「蔵人」シリーズ

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「すみげん」の6代目若旦那・角谷さん
 

小松市の老舗「すみげん」と「東酒造」のコラボで生まれた「蔵人」シリーズは、「白いかの塩漬け」「塩鱈」「鯖の糠漬け(へしこ)」の3種類の海鮮を「神泉大吟醸」の酒粕に漬け込んだもの。
 
酒蔵や漬物蔵など「蔵」に関わりのある人たちの力が結集してできあがった商品という由来から、「蔵人」と名付けられたそうです。
 
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老舗のコラボで生まれた「蔵人」シリーズ
 

なかでも「すみげん」角谷さんのイチオシは、自慢の白いかを使った「蔵人 白いか」。酒粕に漬け込むことでいかの塩がほどよく抜けて、ほんのり甘い極上の酒粕の香りが楽しめます。
 

さらに美味しくいただくために軽く炙るのがおすすめ!

真空パックのなかには、白いかが2枚入っています。そのままでも食べられますが、角谷さんがイチオシしているのが、軽く炙ってからいただく食べ方です。
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トースターで軽く炙った白いかの酒粕漬け
 

わが家では、ひと切れずつアルミホイルに乗せ、トースターで炙っています。こちらを適当な大きさに切り、ご飯に乗せていただきます。
 
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炙った白いかを玄米ご飯に乗せて
 

ほんのり甘く芳醇な酒粕の香りがたまりません! これぞ「日本人で良かった!」と感じる瞬間です。とはいえ、この発酵の旨味は、外国人にも喜ばれると思います。ブラジルやアメリカの味に親しむわが家の夫や子どもたちも大好きで、取り合いになるほどです。
 
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嬉しいお酒とおつまみの組み合わせ
 

夫は、酒粕漬けのフレイバーが「美味しいチーズみたい」だと喜んでいましたが、日本酒はもちろん、ワインなど洋酒のアテとしても申し分ありません。晩酌にもご飯のお供にもイチオシなので、ぜひ試してみてくださいね。
  DATA
すみげん|蔵人 白いか

商品サイズ:27cm×15cm
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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