REBECCAMINKOFF(レベッカミンコフ)
ボヘミアンな装いを愛した人達に、70年代米国のヒッピーがいる。「アメリカ」に反発した彼らにとって、国家にもたれかからなかったボーホーの生活スタイルは憧れを帯びて映った。ネイティブアメリカンや中南米へのシンパシー(共感)もヒッピールックの下地となった。70年代の再評価に伴う格好で、ヒッピー流のボーホー解釈にもあらためて光が当たっている。そのままリバイバルしているわけではなく、グラマラスな演出が勢いづく今の風向きを受けて、グリッターやデコラティブ(装飾主義)に彩られている。フリンジやネイティブ風アクセサリー、つば広帽子などに70年代感を漂わせつつも、フェティッシュな肌見せやドラマティックな丈違いレイヤードなどでセンシュアル(官能的)なムードを薫らせるバランスが新しい。
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