Ruby/Rubyの基礎知識

Rubocop を使った静的解析で Ruby コーディング規約をチェックする(2ページ目)

Ruby の静的コード解析ツールである Rubocop を用いて、書いたコードがあらかじめ定義したコーディング規約に従っているかをチェックします。

橋本 拓也

執筆者:橋本 拓也

Rubyガイド

Rubocop は、標準で "Ruby Style Guide" に準拠しているかどうかをチェックします。

This Ruby style guide recommends best practices so that real-world Ruby programmers can write code that can be maintained by other real-world Ruby programmers.

bbatsov/ruby-style-guide

Ruby Style Guide はおおむね理にかなった規約を揃えていますが、組織・チームによってコーディング規約は異なってきます。規約の利用/無視を指定する設定ファイルが .rubocop.yml です。 .rubocop.yml の中で、前ページで警告された

  • Prefer {...} over do...end for single-line blocks.
  • Space around operator ** detected.

の2件を無視するようにしてみましょう。

先ほど出力されていた警告が出なくなりました。デフォルトで有効化されている他の規約(= Cops)は rubocop/enabled.yml at master - bbatsov/rubocop で確認することが出来ます。

最後のページでは、既存のプロジェクトに Rubocop を導入する際に便利な --auto-gen-config オプションを紹介します。

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