ネットオークション/出品のマナーとルール

商品に関係のない単語を商品説明に書くのはダメ

検索用として、商品に直接関係のない単語を商品説明に記載している出品商品を見かけますが、便利?お得?いえいえ。ヤフオクでは、ガイドライン違反になります。

執筆者:堀切 美加

知っておこうNG!これはやってはいけません

検索用
検索結果が不満足。
オークションで商品を探すときには、検索を使うのが便利です。商品名で検索したり、ブランド名で検索したり、キーワードで検索します。

キーワード一つだと関係のない商品が検索結果に出てくることがあります。目的の商品が探せないので、より精度を増すために、複数のキーワードを入れて検索したりしますが、それでも関係のない商品が表示されることがあります。

「うーん。どうしてこれがこのキーワードでひっかかってくるかな?」と不思議です。これはなぜ?


タイトルや商品説明文に他のブランド名を羅列する

タイトルや本文に、別のブランド名や、商品名を記載している人がいます。タイトルだけでなく商品詳細にも、商品と関係のないブランド名などがズラズラと書かれています。

「何の意味があるんだろう?」

と、不思議に思ってよく見ると、商品詳細の下の方に書いてあるブランド名には「検索用」と書いてあります。検索用? なんのために?


検索用?

出品商品と関係のない商品名。これは検索でひっかかりやすくするためです。冒頭で述べたように、オークションで欲しい商品を探すときは、商品名やブランド名などを検索します。このときに直接関係のない商品であっても、検索されてたくさんの人に見てもらいたい、という意図が働いています。

例えば、「ヴィトン」のバッグの出品に、「シャネル」とか「フェラガモ」というキーワードを入れておけば、シャネルで検索した人にも見てもらえるわけです。

洋服ブランドなどの場合、「同じジャンルの、似たようなデザインのメーカー名を入れておけば、直接このブランドのファンではないけれど、こっちの商品にも興味を持ってくれるかもしれない」という作戦でもあったりします。

これらを総称して「検索用」と言っています。


「検索用」は迷惑?

ピンポイントで検索をしたい人から見ると、この検索用キーワードはとても迷惑です。欲しい物を探したつもりで、全然違うものが検索されてきてしまうので、欲しい物を探すのに時間がかかります。

とはいえ、「他のブランドでもいいや。同じようなジャンルのファッション」と思っているときは、ちょっと便利だったりします。

うーん。


「検索用キーワード」はガイドライン違反

この「検索用キーワード」を戦略的に使えるかしら?と、思っている人は、ガイドラインを読んでください。この検索用キーワードは「ガイドライン」の「出品と販売に関するルール」に違反しています。

Yahoo!オークションで売っている商品とは無関係のコメントを商品情報に記載したり、写真を掲載したり、リンクを行うことはいたしません。 (Yahoo! オークション ガイドライン)

・ 商品に直接関係のない画像を掲載すること
・ 商品に直接関係のない単語を商品説明に記載すること


検索用キーワードは、この出品と販売に関するルールに反することになります。

ガイドライン違反は場合によっては、オークションの利用が一時的に停止になったり、IDの削除となります。
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