爬虫類の専門家はこう語る
All About 爬虫類・両生類ガイドの星野氏に、コメントをいただきました。
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爬虫類・両生類ガイド 星野一三雄 氏:
ガイド:星野一三雄 氏 |
個人的に、オークションで生体を販売するのは反対。
どのような状態で出品者が生体を管理しているのか、まったく不明だから。それに、単なるショップの宣伝にしかなっていないところは、本来のオークションの姿ではないと思う。
※生体に限らないが。
おおむね、ビッダーズの取り組みは評価できる。ただし、以下の2点は改善の余地があるはず。
1.特定危険動物の販売が野放し。
特定危険動物の販売は、購入者がその動物の飼育許可を取得済みの者にしか販売できない。
以下の記事を参照のこと
2.動物取扱業の許可を得ていない出品者がときどき出ている。
基本方針は「1年間に2回ないし2匹以上の販売は取扱業者でなくてはダメ」のはず。その辺で捕まえた野良ヘビ、野良トカゲ、野良カメ、野良ヤモリを販売するときも同様。
あと、個人的に国内の野生の種類でレッドデータブックとか、稀少動物に指定されているような種も、倫理上、道徳上、出品を規制すべきと思う。
▽動物愛護法改正(前編)(All About 爬虫類ガイド 星野氏)
▽改正動物愛護法下での売買(All About 爬虫類ガイド 星野氏)
まとめ
ペットフードやペットグッズ。意外とかさばるものが多いし、欲しいものが近所の店にない、ということもありがち。「ネットオークションなら欲しいものが安く手に入る」という話もよく聞きます。確かに確かに。
ただ、フードやグッズではなく生体だった場合、それは売り手側の管理のしかたや、買い手側の覚悟や準備など、いろいろな問題がありそうです。