古民家/古民家の基礎知識

田舎の古い民家で暮してみたい 古民家再生

がっしりした大黒柱と梁、高く広い空間が作り上げるゆったりとした空間・・・日本の伝統木構法によって建てられた古い民家を再生して暮す。その実現のためのステップを紹介します。

堀江 康敬

執筆者:堀江 康敬

田舎暮らしガイド



古くなって次々に解体、廃棄されている古い民家を再生利用しようとする活動が広がっています。太くてがっしりした大黒柱と梁、高く広い空間が作り上げるゆったりとした空間・・・日本の伝統木構法によって建てられた古い民家には、落着いた雰囲気の中に独特の美しさを持っています。
さて田舎暮しの場合、誰もが一度は古民家を再生して暮してみたいと考えたはずです。その土地の風景や歴史にピッタリ合った佇まいの魅力。そして、消滅しつつある歴史のある家を救う、環境保護活動でもあるともいえますね。
それでは、どうやれば実現できるか・・・

まずは物件を探す。
地域の自治体の役場や不動産会社に問い合わせる方法もありますが、最近では古民家再生に取組む全国組織が頼りになります。「日本民家再生リサイクル協会」(JMRA)。1997年に結成されたNPO法人です。この協会の「民家バンク」は、民家を提供したい人と住みたい人の橋渡しする制度。年間100件以上の登録があり、年に20件ほど再生されています。質の良い古民家を探すならここがベストでしょう。
日本民家再生リサイクル協会

技術を持った業者に頼む
これも上記のJMRAサイトで、経験のある設計事務所や工務店を紹介しています。JMRAでは、もし建設現場近くに古民家を扱える大工さんがいるなら、頼んでみるのも一つの方法とアドバイスをしています。交通費や時間が節約でき、アフターケアも頼みやすいということですね。

再生工事のパターン
「移築する」。古民家を全面解体し建て直すというもの。解体、運搬、基礎工事費用がかかり、さらに建築確認申請といった手続きも必要になります。
「現地で再生する」。構造や柱、基礎がしっかりしているなら、部分解体して補修するだけで費用はかなり安くなるそうです。

費用はいくらかかるか
一般に、新築と比べると2割り増しなどともいわれています。しかしJMRA会員の実例からいえば、移築など費用がかかる場合でも新築と同程度で済む場合も多く、現地再生なら新築の三分の二から四分の三ぐらいにコスト削減できるとのこと。おまけに、築数十年たった民家は固定資産税も安く、数分の一から数十分の一というのも魅力的です。

では以下のサイトで、魅力いっぱいの古民家再生の事例をどうぞ。
百年以上前の草葺の古民家の再生
昭和初期の民家の再生
北海道の民家再生
建築家による古民家再生サイト集
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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