12ハウスの支配星が第9ハウスにある人の心のサードスペース
神との対話
と言ってもそれが宗教的な意味に限定されるわけではない。それは芸術であれ、哲学・思想であれ、学問であれ、嗜好品であれ、自然そのものであれ、ジャンルを問わない、ありとあらゆる物事の奥に眠る神的な領域を自己的に発見し、コンタクトすることで、それらの本質的な価値と自己の存在を同化させ、心の安らぎを得られると言う意味である。
精神的特徴として、一般的な物の見方は重要視せず、何事もその本質的な「声」に耳を傾ける傾向がある・・・、いや、聞こえてしまうと言ったほうが適切であるかもしれない。
だから、考え方・物・・・などなど、その本質的な価値を吟味する能力は人並み外れて洞察が深く説得力がある。同時にそれを人に伝える能力にも長けているので、〇〇の解説・評論は得意分野である。
また、心の欲求に従えば、ジャンルを問わずその新しい価値観を発見し、斬新的な物の見方を提言することが最も心が活発に働くときだろう。
興味深いのは、かつて誰もが価値を見いだし得なかったことに新しい価値を見いだし、本質的な意味を高めていく作業は哲学者や科学者の仕事だが、内面的な探求心はその精神のスタイルに近いかもしれない。しかし、こういった判断の枠組み自体が既成概念にとらわれることなく自由である。それが、たとえ自分の専門分野であったとしても専門分野特有の常識論でこの内面的欲求を縛ることはできない。周囲からは想像もできないほどの強靱な意志と忍耐力を探求心の根底に持っている場合が多い。