お風呂で音楽を聴きたい時に必要なこととは
MP3ファイルを入れたUSBメモリを挿す仕組み |
円柱状で本体下部にスピーカーがあります。内部にはUSB端子があって、そこに音楽ファイルを入れたUSBメモリ(別売)を挿すことで音楽を供給します。上部には停止や再生などのコントロールボタンが付いています。それだけの、とてもシンプルな形です。
サイズも、言わばシャンプーやボディソープのボトル程度。デザインも、そういう浴室にある道具類の横に並べても不自然ではない、そんな見た目です。どうかすると消臭剤入れみたいにも見えますが、もう少しデジタルっぽいので大丈夫です(いや本当に)。
この形が、浴室はもちろん、リビングや枕元、仕事机の上など、どこにでも、少しのスペースで置くことが出来て、ということは、つまり、どこにでも音楽を持ち運べるわけで、それはとても快適です。iPodにスピーカー繋いで持ち運ぶのも、例えばバード電子の「EZISON 2」などを使えば快適なのですが、iPodは外出時にも使いたいから、いつも手元に置くわけにもいかず、また、つい細かく選曲したくなったりもするので、よりカジュアルに音楽を楽しみたい場合、この「juke tower」が便利なのです。
入浴中に聴く音楽の音質を考えてみる
濡れた手でも操作しやすいパネル
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スピーカーは一つでモノラル再生なのだけど、入浴中に音象の定位(どの音がどこで鳴っているかを再現すること)とか必要かと考えれば、これで正解なのではないかと思うのです。無指向性のフルレンジスピーカーが使われているので、浴室のどこに置いても同じように聴こえて、それがかえって気軽で心地よいのです。
実際、浴室は反響するし、シャワーなどの水音は相当うるさいし、音楽を聴く環境としては、決して良いモノではありません。でも、お風呂で鼻歌が定番なように、ただでさえ心地よい浴室は、音楽があるとさらに気持ち良くなれる、そんな場所でもあるようです。それまで特に浴室で音楽を聴く習慣の無かったガイド納富ですが、この「juke tower」を使い始めたら、たちまち音楽の無いお風呂には入りたくないと思うようになったのでした。
濡れた手で操作できる操作パネルや、イザという時にバッテリー切れで困ることのない単三電池3本駆動、シャワーの水がかかっても問題ない防水性など、細かい部分も手を抜かずに作られているので、使っていて、「ああ、ここがこうだったら」というような不満が出ないのも凄いと思うのです。
次のページでは、「juke tower」への音楽データのコピー方法と使いこなしを解説します。