体長約50センチ。ビニール製で、目鼻もないのっぺりしたウサギ、その名は“ダニー”。このダニーをファッション、ファインアート、グラフィティ、インダストリアルデザイン、イラストレーションなどのバックグラウンドを持つ50名がカスタマイズする企画「The Dunny Show」が7月17日までソーホーのヴィジョネア・ギャラリーで開催されている。
SoHoの『VISIONARE』編集部に併設されたギャラリー。
個性豊かにデコレーションされたビニール製ウサギのダニーたち。
NYとサンフランシスコをベースに活動するフィギュアなどコレクターズアイテムを扱う店キッドロボットと、毎号多彩なアートディレクションとテーマで雑誌を発行するヴィジョネアの共同キュレーションによる企画だ。
左:ファッションデザイナーDiane Von Furstenberg(下)とRanjit Christopher Lalvani(ゴールド)の作品。
中:五番街にショップがあるアメリカの老舗グラスメーカー、Stubenのデザイナー、Joel Smith。
右:プロレスラーOBEYのステッカーアートで知られるShepard Fairey作。
プロトタイプとなるダニーはキッドロボットの専属デザイナーであるトリスタン・イートンとオーナーのポール・バニッツがデザインした。ポールは「無個性でありながら曲線の豊かなダニーのボディは、参加アーティストたちにとっては恰好のキャンバスとなったと思う」と語った。
展示作品はすべて販売され、売上の一部はNYの同性愛者のための教育機関、ヘトリック・マーティン・インスティテュートに寄付されることになっている。展覧会のみならず、次号では、『ヴィジョネア』本誌とキッドロボットのコラボレーションがされる予定で、こちらも見逃せない。
■THE DUNNY SHOW / 7月17日まで
■Visionaire Gallery / 11 Mercer Street (between Grand & Canal Streets) / 212-274-8959 / Mon-Fri 12:00-18:00, Sat 13:00-18:00, Sun Closed
■ Kid Robot Website
■ VISIONARE Website
■次のページでは映画「シュレック2」のクリエーターやNYデザイナー、ヘザレットの製作したダニーが登場!
個性豊かなウサギ・アート、引き続きお楽しみください!
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