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東京ポップと東京エレガンスの共存(3ページ目)

先日9月1日から7日まで、第7回「東京発 日本ファッション・ウィーク」が開催。今回は、東京らしいポップなコレクションと、東京エレガンスを代表する特筆すべき5つのブランドにフィーチャーしてお届け!


matohu(マトフ)


matohu
 
日本の美意識に貫かれた「和」と「洋」を超えた服の創造を、ブランドコンセプトに掲げる「マトフ」。マトフのブランド名には、『纏う』 日本語独自の概念、積極的な美意識で身にまとう動作、そして静かな余韻を残すたたずまいと、『待とう』 性急に消費し捨てるのではなく、じっくりと成熟するのを待とうという呼びかけといった意味の2つがあります。

matohu
 
2005-06秋冬コレクションのデビューから、向こう10シーズンのテーマを一貫して「慶長の美」と決めたマトフ。慶長年間(桃山時代後期から江戸初期にかけての1596年から1615年の約20年間を示すのが一般的)に花開いた、日本古来の絞り染めの技法「辻が花」が、8シーズン目となる2008-09春夏のコレクションテーマです。その独特の柔らかい色合いと、力強い生命力を現代に再構築したコレクションです。

matohu
 
道ばたに咲く「辻の花」の儚く優しい色合いを、シルクシフォンや強撚コットン、生地が縮む塩縮プリント、オパールプリントを用いて、軽やかに風をまとうイメージを出しています。春の咲き乱れる花が、新しいフェミニンなマトフの表現を生み出しています。


次のページでは、テーラードのディテールが、新たな東京エレガンスを感じさせた「ヒデノブ ヤスイ」のコレクションをご紹介します。

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