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犬吠埼で日本一早い初日の出を拝む

日本一早い初日の出スポットが、実は千葉県にありました。東京からは日帰り圏内なので、初日の出を拝んだあとに、近くの温泉に立ち寄ったり、買い物をしたりしても、1日あれば充分遊べます。思い立ったら気軽にGO!

塩田 典子

執筆者:塩田 典子

一人旅ガイド

年末年始の過ごし方は、もうお決まりですか? 海外旅行? 実家に帰省? 温泉でのんびり? それとも寝正月ですか? まだ何にも予定していないという人も多いかと思いますので、予約ナシでも結構可能な年明けの過ごし方をご紹介します。行く先は銚子半島の先端にある、犬吠埼です。

渋滞の心配のない電車で目的地へ

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赤を基調にした銚子電鉄の車体。思わず車体の前で記念撮影したくなる可愛らしさです
犬吠埼は関東最東端の岬で、実は高所や離島を除いて、日本一早く初日の出が見られるスポットなのです。日本の最東端である北海道の納沙布岬のほうが早いと思われがちですが、元旦前後の約十日間は、地球の地軸の傾きが変化することから、銚子の初日の出が一番早いと言われています。例年の初日の出の時刻は6時46分頃だそうです。

車で向かうのもいいのですが、大変混み合うため、毎年交通規制が敷かれていて、あわや初日の出までに到着できないことも予想されます。ですので、オススメは銚子電鉄で向かう方法。東京駅からはJR総武線で銚子駅まで行き、銚子駅から銚子電鉄に乗り換えて約17分で犬吠駅に到着します。この時期、JR東日本では初日の出専用の特別列車を運行するほか、銚子電鉄では「初日の出臨時列車」を増発。深夜や早朝も運行しているので大変便利です。


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日本の渚百選にも選ばれている、君ヶ浜から見た初日の出
初日の出の撮影スポットとして全国的にも有名なのが、犬吠駅のひとつ手前にある君ヶ浜。どこまでも広がる雄大な太平洋に荒々しく打ち寄せる波しぶき、そして遠くには白亜の灯台が佇む。そんな風景のなか、水平線から顔を出す初日の出は、息を飲むほどの素晴らしさです。


360度の大パノラマを見渡す展望台

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展望スペースから見る景色は360度中330度が水平線。雄大は太平洋の大海原が堪能できます
もし時間的に余裕があれば、少し足を延ばして、犬吠駅から徒歩15分ほどのところにある、「地球の丸く見える展望館」へ立ち寄るのもオススメです。こちらは海抜73.6mの愛宕山頂上にあり、標高90mの展望スペースからは、360度の大パノラマが見渡せる絶景スポット。地球の丸さが実感できることでしょう。北は鹿島灘から筑波山、東と南は太平洋、西は屏風ケ浦から九十九里浜まで見渡すことができます。2007年元旦は5時30分開館で、7時・8時の2回、新春初打ち銚子はね太鼓の披露が行われる予定。なお、先着300名に土鈴のプレゼントもあります!


「地球の丸く見える展望館」
・住所:千葉県銚子市天王台1421-1
・地図:Yahoo!地図情報
・TEL:0479-25-0930
・営業時間:9:00~17:00(4~9月は~18:30、元旦は5:30~16:30)
・定休日:無休(荒天時休館あり)
・料金:大人300円
・交通:銚子電鉄犬吠駅から徒歩15分

初日の出を拝んだあとは、きっと体の芯まで冷え切ってしまうハズ。そこで犬吠埼の温泉に立ち寄って充分に温まっていきましょう。ということで、とっておきの温泉を次ページでご紹介!
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