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狭小敷地の住宅の悩みは、プライバシーの確保と段差?

都市部を中心に、狭小敷地に建つ住まいも多くみられます。厳しい立地条件での住まいには、どのような不満や悩みがあるのでしょうか。調査レポートをご紹介しましょう。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

都市部を中心に、厳しい条件の敷地に建つ住まいも多くみられます。「狭小の敷地」というだけでなく、一軒の家が建っていた宅地を分割して販売するケースなど、「隣家や道路接している」「旗竿のように奥まった土地に建っている」というような場合も。このような厳しい立地条件の住まいには、どのような不満や悩みがあるのでしょうか。

東洋エクステリアから発表された外まわりに関する調査レポートをご紹介しましょう。

【写真・データ出典】 東洋エクステリア
「お住まいの外部空間のお悩み調査(対象:東京・愛知・大阪近郊で戸建て住宅にお住まいの主婦の方 800サンプル ※30代~60代の各200サンプル 敷地面積:20.0坪~39.9坪)」

外からの視線が気になる……

リビング前に隣家が……

リビング前に隣家の外壁。これでは、なかなかくつろげないかも……

「日当たりのよい南側にリビングを設けたけれど、道路や隣家などから覗かれているような気がして、結局、カーテンを閉めっぱなし……」というのは、よくある家づくりの失敗談のひとつ。

注文住宅にしろ、分譲住宅にしろ、「せっかく一戸建ての夢を叶えたのに、外からの視線が気になって、家の中なのにくつろげない」のでは、もったいないですよね。

もちろん、プライバシーの確保は、間取りプランを考える際に重要なポイントですし、分譲物件選びでもチェックしなければならない項目です。けれど、敷地スペースが限られている場合、日当たりや他の部屋との兼ね合いによって、外からの視線への配慮の優先順位が低くなってしまうこともあるかもしれません。

限られた敷地面積(20.0坪~39.9坪)にお住まいの方への調査によると、プライバシーの確保で悩んでいると答えた方は7割弱(68.9%)とか。多くの方が不満に感じていることがわかります。

スクリーンを設けることでくつろぎの場に変わる

上の写真の境界に半透明のスクリーンを設置。デッキを繋げリビング続くくつろぎの場に変わる

内容をみてみると、「夜、リビングなどが丸見えになるためカーテンやシャッターを閉めている(56.4%)」「干してある洗濯物が、隣家や道路から見えてしまう(49.0%)」「浴室やトイレの窓が、隣家や道路に面している (37.2%)」「リビングや庭が、隣家から簡単に見えてしまう(32.3%)」「リビングなどが、道路(歩行者)から簡単に見えてしまう(29.4%)」など。

外からの視線が気になってくつろげないというのでは、わが家に居ながらにしてストレスがたまってしまうかもしれませんね。

限られた敷地の住まいの場合、他にも悩みがあるようです。次ページでみていきましょう。
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