Javaプログラミング/サーバサイド&ケータイJava

フォームからの送信

今回は、フォームを使って送信された情報を取り出し処理する基本について説明しましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

フォームと暗黙オブジェクトrequest


今回は、フォームからの送信について説明しましょう。まずは、簡単なフォームを持ったサンプルを作ってしまいましょう。ここでは「index.jsp」というファイルとして作成をしてあります。

<%@page contentType="text/html" %>
<%@page pageEncoding="UTF-8" %>

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"
    "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd"%>

<html%>
  <head%>
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8"%>
    <title%>JSP Page</title%>
  </head%>
  <body%>

    <h1%>JSP Page</h1%>

    <%
      String s = request.getParameter("text1");
      if (s != null){
        out.println("こんにちは、" + s + "さん!<br%><br%>");
      }
    %%>
    
    ※送信フォーム<br%>
    <form method="post" action="index.jsp"%>
      <input type="text" name="text1"%>
      <input type="submit"%>
    </form%>
  </body%>
</html%>


テキストを送信すると、「こんにちは、××さん!」と表示される。

送信フォームから、適当にテキストを入力し、送信をしてみてください(ただし、日本語は使わず半角英数字で! 理由は後ほど)。「こんにちは、××さん!」と表示されますよ。送信したテキストが受け渡されていることがわかりますね。

さて、みなさんHTMLの基本はだいたいわかっていますか? フォームによる送信というのは、だいたい以下のような形で記述しますね。

<form method=×× action=××>
・・・入力する項目のタグ・・・
<input type="submit">
</form>


 methodは、送信する方式を指定します。これは「get」か「post」のいずれかになります。getというのは、HTTPプロトコルのGETコマンドを使ったもので、これは一般的にデータの取得用に用いるものです。postはHTTPプロトコルのPOSTコマンドを使うもので、データの送信はこちらを利用するのが一般的でしょう。

actionには、送信先のURLを指定します。これは別ファイルでなくてもかまわなくて、フォームがあるファイル自身を送信先に指定することも可能です。――では、作成したフォームを見てみましょう。

<form method="post" action="index.jsp">
<input type="text" name="text1">
<input type="submit">
</form>


メソッドは「post」に、送信先は「index.jsp」になっていますね。また、<input type="text">タグには、nameという属性で名前を指定してあります。これは、実は非常に重要です。送信された情報を取り出す際に必要となるからです。JSPで処理をする場合、それぞれの入力用タグには必ずnameで名前を指定しておく必要があるのです。

フォームについては、これらのポイントさえおさえていれば、特に難しいところはありません。JSPだからといって特別なことは何もないのです。


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