温泉/東北の温泉

日本一の酸性、玉川、松川、藤七温泉

日本一の酸性泉、玉川温泉と白濁した硫黄泉の松川温泉の洞窟風呂、八幡平の名湯、藤七温泉のレポート

執筆者:郡司 勇


乳頭温泉郷、八幡平、鳴子の温泉巡り3



東北の温泉めぐりをしました。有名処は初期の頃に訪問していたので、ほとんど再訪です。しかし強力な温泉が並んでいるので楽しい地域です。乳頭温泉郷や玉川温泉、八幡平温泉郷の藤七、蒸けの湯、松川、御在所、秋の宮、鬼首、鳴子、中山平、赤倉、銀山など日本屈指の温泉が続出です。

日本一の酸性泉、玉川温泉と白濁した硫黄泉の松川温泉の洞窟風呂、八幡平の名湯、藤七温泉のレポート

 

 1 玉川温泉 やはり日本一の酸性は強烈だ
      体感ピリピリ度はさすがに強力である。(再訪)



玉川1
大噴きから流れる湯の川








玉川温泉は久しぶりである。以前大浴場の仕切りがなく混浴であったとき以来である。88 年の訪問なので16年ぶりである。そのときは妙齢の女性が入浴しており記憶に強く残っている。

玉川2
露天風呂源泉の白濁した湯








今回は床も浴槽も柱,梁もすべて木で造られた浴室は以前と変わりなく存在していた。この強い酸性に耐えるのは木が一番なのであろう。まず50%加水浴槽に入るが、これでもそうとう強力である。まだPHは1台であろう。

玉川3
玉川本来の強酸性泉








以前マイルドだなあと思った白濁した露天風呂の湯も浴室にある。こちらもPH3くらいの酸性度であろう。かなり酸味があった。

玉川4
木造の浴槽








源泉100%の浴槽はさすがに強力でPH 1.175と日本一を誇っているだけあった。身体中がピリピリと痛くなり長い時間入っていられなかった。ここの湯治は、まさにショック療法なのであろう。

玉川5
源泉100%浴槽








2松川温泉 松楓荘  洞窟源泉風呂が源泉 白濁  宿泊 



松川1
夜の洞窟露天風呂








松川温泉でもいちばん手前にある松楓荘に宿泊した。鄙びた宿であるが、有名な洞窟露天風呂がありそこに源泉がある。

松川2
岩の露出した洞窟風呂







酸性単純硫黄泉(硫化水素型)の63.5度が毎分200リットル湧出している。PH 2.7でかなり酸性が強い。


松川3
内湯も大岩があり野趣に富む



陽イオンでは水素イオンが1.9mg入っており29.1%で主成分になっているのは驚いた。あとは火山性硫黄泉特有の石膏分である。遊離炭酸を562mg含み総計は1123mgながら溶存が539mgなので単純硫黄泉となっている。H2Sが21.5mgの含有量である。


松川4
川沿い露天風呂








次に続く
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます