ガーデニング・園芸/植物の種類と育て方

さわやかミントを育てて楽しむ!

育てる、見る、食べる、香る、癒される…そんなハーブを暮らしに取り入れてみませんか?今回は誰もが知っているあのス〜ッとした香りのハーブ、ミントの育て方・楽しみ方をご紹介します。

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嫉妬が生んだ?香草ミント

ミント
爽やかな香りが好まれるミント
ミントの名前の由来は、ギリシア神話からと言われています。黄泉の国の王ハデスに愛された妖精メンテ(メンタ、ミンテとも)は、ハデスの妻ペルセポネの嫉妬により、その姿を香りのよい草に変えられてしまいました。その草が、ミントというわけです。スーッとした清涼感のある香りのミントは、誰からも好まれるハーブとしてお馴染みですが、神様に嫉妬されるほどだったとは面白いお話しですね。

ミントのさわやかな香りは、気分をリフレッシュさせてくれます。梅雨の鬱陶しさや、なんとなく気分が優れない、憂鬱……といった症状も、ミントの香りで吹き飛ばしてしまいましょう!

《 ミント 》
 学 名 : Mentha spp.
 別 名 : ハッカ
 原産地 : 世界各地
 科 名 : シソ科
 属 名 : ハッカ属
 性 状 : 多年草
 開花期 : 7~9月
 花言葉 : 燃え上がる恋、有徳の人

ミントの種類

ミントには、
  • スペアミント…野菜や肉料理に
  • ペパーミント…お菓子やティーに
  • アップルミント…魚料理やティー、お菓子などに
  • オーデコロンミント…入浴剤やポプリに
  • パイナップルミント…斑入り葉のミント
  • キャットミント…猫が大好きなミント
など一般的に市場に出回っているものもあわせて、数千種ともいわれるほどたくさんの品種があります。苗を購入するときは、用途とそれぞれの葉っぱの香りを確かめて、好みのミントを探してみてください。

ミントを苗から育てる

パイナップルミント
斑の入った明るい葉色のパイナップルミント
ミントは繁殖力が強く、とても育てやすいハーブです。種からも育てられますが、品種間で交ざりやすい(交雑)ので、好みの香りの苗を購入して育てるのがお薦めです。植え場所は、日差しが照りつける場所よりも、むしろ半日陰くらいの方が適しています。植えつけ前に苦土石灰で土の酸度調整をしておき、さらに堆肥などをすきこんでおけば万全です。

ミントは、庭植えにすると地下茎を伸ばしてどんどんはびこってしまい、他の植物を侵食しかねないので注意が必要です。地下茎が伸びていかないように鉢のまま埋め込むか、はじめから鉢植えで管理するとよいでしょう。また、前述のように交雑しやすいハーブなので、近くに違う品種のミント類を植えないようにします。

冬は戸外で越冬できますが、乾燥には注意しましょう。株元にマルチングを施してあげると、乾燥を防ぐことができます。

ミントの水やりと肥料の上げ方

ミントの花
ミントは他のハーブよりも水を好む
ミントは、あまり手をかけなくとも良く茂りますが、乾燥と夏の直射日光が苦手です。鉢植えは、鉢土が乾いたらたっぷりと水やりをします。夏は鉢の置き場所を変えるなどして、乾かさないようにしてあげましょう。

ミントは、肥料を与えすぎると香りが弱くなってしまいます。肥料を与えるときは、1000倍に薄めた液肥を月に1度程度で充分です。

ミントの病気

ミントに見られる病気として、「さび病」があげられます。さび病の症状は、葉が黄変し茶色の斑点が現れます。菌による病気なので、発生した場合は株を処分し、同じ場所にミント類を植えないようにします。

ミントを種から育てる

ミントの種
ペパーミントの種
ミントの発芽適温は20度~25度と高めですが、3月春の彼岸が過ぎた頃から6月まで種を蒔くことができます(暖地では、秋まきも可能)。育苗箱などに種まき用土を入れて土を充分に湿らせておき、種をばらまきしたあと手で軽くおさえて圧着させます。

ミントの種はとても細かいので、水やりで流してしまわないように給水は腰水にします。発芽までは、一ヶ月近くかかります。発芽するまで、乾かさないように注意しましょう。発芽後、丈夫な芽を残すように間引きをして、本葉4~6枚になったらポットに移植します。その後の管理は、苗から育てる方法と同じになります。

挿し芽・株分けで殖やす

ミント
ミントはコップの水でも根を出す
ミントは、葉のついた枝先をコップの水に挿しておくだけでも根が出てきます。1株あれば、この方法でどんどん殖やせてしまうので、ティーに入浴剤にと気兼ねなく使う事ができますね。

また、ミントは、株分けで殖やすこともできです。鉢植えは2年くらいで鉢が根でいっぱいになってしまい、株が弱る原因にもなるので、株分け・植え替えが必須です。適期は、春と秋になります。株分け方法はとくに神経を使う必要はなく、適当な箇所でシャベルやナイフで切り分け新しいポットに植え替えればOK!庭植えの場合も、数年に一度は株分けで株をリフレッシュさせましょう。

ミントを収穫しよう!

ミントはいつでも収穫可能ですが、梅雨時に旺盛に茂ってしまうので、その前に一度収穫をかねて刈り込んでおくとよいでしょう。収穫したミントは、フレッシュ(生)で使うこともできますし、乾燥保存も可能です。よく知られている利用法としては、ハーブティー、ハーブバスがあります(妊娠中の方は、ティーなどの飲用を避けたほうがよいでしょう)。

アイスクリームなどデザートにちょっと添えるだけで、おしゃれなカフェ気分も味わえるミント、あなたのお庭にもぜひどうぞ!

更新日:2004年05月26日

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