防災/防災関連情報

台風対策

日本列島はこれまで大きな台風によって多大な被害を受けてきました。しかし、今後台風がより大きくなる傾向にあるのをご存知でしょうか? もしも風速50mを超えるような台風が直撃したらどうなるでしょう?

和田 隆昌

執筆者:和田 隆昌

防災ガイド

この日本において幾度となく多大な被害を発生させている台風被害。強大なその風雨によるエネルギーは人的な被害のみならず建物被害や農作物に壊滅的な打撃をもたらします。しかし日本の予測技術の革新により、台風の進路や被害予測はかなり正確になっています。ですから事前に十分な準備を怠らないようにすれば台風被害は最小限に抑えられる災害なのです。

台風がどんどん大きくなる?

台風
世界的に台風は大きくなる傾向に。それは海水面の温度の上昇によるものと言われている。
ただし近年になって地球温暖化の影響とも言われていますが、世界的に台風はその規模を強大化していく傾向にあります。米国を襲ったカトリーヌなどは風速80m以上という想像し難い強烈な風が吹き荒れ、多くの建物被害が発生しました。今後これまでにない規模の台風が日本列島を襲うことは十分に考えられることなのです。

そこで個人として、台風被害から逃れるためにはどのような方法があるのでしょうか。そのためには台風のもたらす特性について知っていないといけないでしょう。

台風の進路に自分の住む地域がある場合に、まずはその風速や降雨量に注意しましょう。そして海岸地域や山岳地帯、河川の流域などでは風雨の増大によってどんなリスクが発生するかを理解していることが重要なのです。

天気予報はテレビやラジオから得られる情報が一般的でしょうが、現在は情報端末として携帯電話が最も優秀なサバイバルツールとして役にたちます。その強さや進行方向が刻々と変わる台風については、列島を直撃すると知った以降はぜひ携帯から得られる情報に注意しましょう。天気予報の携帯サイトなどに登録しておけばメールでアラートを送ってくれるサービスもあるのでとても便利で実用的です。

台風被害から逃れるために

電灯
停電時に自動的に店頭してくれるライトがあれば非常時に大変役に立つ。
台風被害を避けるために最も重要なことを順に上げると

1.発生後は台風の進路に注意すること。(進行方向の東側が被害が大きくなる傾向あり)

2.自分の住む地域がどんなリスクがあるのか理解しておく。(高波、洪水、土砂崩れ)

3.避難の遅れが重大な被害を生み出します。特に海岸地域や河川の流域、過去に洪水が発生した地域などは事前に家族で避難経路を確認しておき、速やかに避難出来るよう身支度を整えておくことです。

また台風が近づいてきたらなるべく外出を控えるよう。海山のレジャーは延期にしてください。そして停電に備えて懐中電灯などの用意もしておきましょう。

【関連サイト】

気象庁
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