昆虫の飼い方

更新日:2007年04月28日

昆虫の擬態

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昆虫の魅力の1つであり、個人的にとても魅せられている「擬態(ぎたい)」について、紹介したいと思います。

文章:村田 亜衣(All About「小さなペット」旧ガイド)
ナナフシ
ナナフシは、枝のように見える隠蔽的擬態をしている昆虫です。
カブトムシやクワガタムシだけが昆虫ではありません。家から一歩外に出れば、足元には蟻(あり)が歩いていますし、庭や道路脇の植物を見れば、そこにはバッタカマキリ蝶々などの昆虫がいます。身近な昆虫には、カブトムシやクワガタムシとはまた違う魅力を持つ者がいます。今回は、昆虫の魅力の1つであり、個人的にとても魅せられている「擬態(ぎたい)」について、紹介したいと思います。

擬態とは?

擬態とは、昆虫やほかの生き物がその姿を風景に紛れさせたり、ほかの生き物に似せたりすることで、自分が誰でどこにいるのかをわからなくさせるものです。「カムフラージュ」と呼ばれることもあります。

擬態をする目的は、大きく2つあります。1つは外敵から身を守るための擬態です。昆虫は、爬虫類や鳥類に狙われる非捕食者です。爬虫類や鳥類から身を守るべく、自分の居場所をわからなくするために擬態をします。

蝶
背景によっては、擬態している昆虫をすぐに見つけることができます。
外敵から身を守るための擬態は、「隠蔽的擬態」「標識的擬態」の2種類に分けることができます。「隠蔽的擬態」は「模倣」とも呼ばれ、植物の枝や葉などに似た身体で擬態します。「標識的擬態」は、外敵が狙わないほかの昆虫に身体を似せる擬態です。

もう1つは捕食のための擬態です。昆虫の中には、自分より小さい昆虫を食べる捕食者がいます。カマキリやスズメバチなどです。スズメバチは擬態はしませんが、カマキリは獲物を捕まえるために植物に似せる擬態をします。植物に似せることで獲物となる昆虫に気づかれずに、獲物が近づくのを待ち伏せすることができます。

(執筆者:村田 亜衣)

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