小動物/その他のペットの飼い方

ベビーの季節?(2ページ目)

春はベビーシマリス、ベビープレーリードッグが多くペットショップにいる季節です。ベビーは可愛い!連れて帰りたくなる!でも、ベビーだからこそ気をつけて欲しいこともあります。飼う前に、飼うからこそ知っておいて欲しいことというのがありますので、ベビーだからって簡単ではないということを知っておいて下さい。

執筆者:村田 亜衣

じっくり時間をかけて仲良くなって下さい。 シマリスを扱うときに気を付けて欲しいのが尻尾です。 抜けるなんて思わないのか、シマリスを捕まえるときに尻尾をつかんでしまい、 そのまんま尻尾を引き抜いてしまう事故というのはなぜかなくなりません。 急いで捕まえる必要が出ないように、 隠れるところの少ない閉め切った部屋で、電話も留守電にまかせることにして、 たっぷり時間をかけて遊ぶようにして下さい。 ケージから出したはいいけど戻せない、なんてことにならないように どうやって戻すかも考えてから部屋に放すようにするといいでしょう。 ごはんの前に遊ばせて、ごはんやおやつで呼んでケージに戻してもいいでしょうし、 ひとしきり遊んで寝るのを待ってからケージに移してあげるのもいいでしょう。 決して、追いかけて捕まえたりしないで下さい。 シマリスにとってはあなたは愛すべきパートナーです。 そのパートナーに追われたりしたら、誰を信じていいのかわからなくなってしまいます。 部屋に放すときには、シマリスのペースに合わせるようにしてあげて下さい。

プレーリードッグ:可愛い顔して・・・。

プレーリードッグはベビーから飼うのがいいとされています。 なぜなら発情期(秋~冬)に狂暴になることがあるので、性成熟前から飼い、 去勢するのが望ましいからです。でも実際にはプレーリードッグを去勢して下さる獣医さんは少なく、 多くの飼い主さんが発情期にはそっと見守りつつ、頭を悩ましていることでしょう。

可愛い顔からは想像もできないくらいにプレーリードッグには破壊力があります。 ですので、よく考えずに飼い始めてしまうと部屋をボロボロにされてしまいます。 壁紙を剥がしたり、敷居を齧ったりすることは朝飯前な子が多いですから、 部屋に放す場合には部屋を壊されて当然なくらいに思っておきましょう。 そうじゃないと、プレーリードッグにとっては軽い遊びで あなたは驚いて慌ててしまうかもしれません。

プレーリードッグは飼い主とすごく仲良くなる動物です。 飼い主とだけ、と言ってもいいかもしれません。 あなたとあまりに仲良しなので、羨んだ友達が手を出しても相手にしないことがあるでしょう。 プレーリードッグにとって大切なのは飼い主であるあなただけ。 そう思えてしまうくらいに飼い主と仲良くなる動物なんです。 それだけに、飼い主に怒られるのは辛いです。

飼い始めは飼い主とプレーリードッグとの関係を築く上で重要な時期です。 この時期に怒られてばかりでは飼い主を好きになることが難しくなってしまいます。 だからこそ、部屋は壊されて当然と考えて欲しく思います。 多少のいたずらがとっても痛いときもありますが、 いたずらはして当たり前。壁紙なんて張りかえればいいだけ。 それくらいの余裕を持つように心がけていれば、 痛いいたずらでも怒ることはなくせるのではないかと思います。

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